2016年2月15日のマーケット・アナライズ・マンデーで、金融ストラテジストの岡崎良介さんが、10~12月期GDP、2四半期ぶりマイナス(前期比マイナス1.4)になったのに株価リバウンドの理由について話されていました。
悪いニュースがあっても株価があがるのは、先にあるニュースに期待する為で、アメリカが株価を戻した以上に日本の株は戻しているので、
1.追加緩和が3月にあるのではないか
2.緊急で何か対策が行われるのではないか
3.日銀がこのまま泣き寝入りする事はないだろう
との期待等があり、金曜日のヨーロッパの株価が回復した理由は、下落の張本人は、ドイツ銀行だったが、ドイツ銀行は、自分が発行している債権の買戻しを行った。これは珍しい事で、債券の買戻しは、借金を前倒しで返すと言う事なので、ドイツ銀行は健全だと言う事の意思表示で、更にアメリカの金融不安もないとの判断により、アメリカ株も買戻しが入った様である。
尚、リーマンショックとの違いは、リーマンショックの時は、リーマンブラザーズが破たんしてから始まった下落だったが、今回はどこの企業も破たんしていないので、どこかが破たんしたかの様な悪夢がよぎって下げていたのが、今回の特徴だそうです。
まだ底を打ったかどうかわからないが、リバウンドしやすい状況になってきたそうです。
マーケット・アナライズ・マンデー(2016.2.15放送分)
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