2019年4月8日の「日経プラス10」で、大和証券 チーフテクニカルアナリストの木野内 栄治さんが、下記の内容について話されていました。
利回り追求は、イールドハンティングなどとも言われますが、アメリカでは、短期金利が長期金利を上回る逆イールドが起こりましたが、金融市場で運用しているアメリカの金融機関などは、短期でお金を借りて、長期で運用するので、利ざやがなくなっているのが現状の様です。
その為、少しでも利ざやが稼げる商品を探し求めている様で、今は、ドルの金利が高いので、ドルが自国通貨のアメリカの投資家は、日本などに投資すると、為替のスワップ・レートなどでも利益を取れるので、Jリートに注目している様です。
2019年1月位から、Jリートは、上昇してきていますが、外国人投資家が買っているそうで、今は、少し押していますが、今後のさらなる上昇も期待ができるとの事です。
上昇している局面なので、個人投資家が購入すると、高値掴みになってしまう可能性もありますが、2006年のアメリカの利上げの終了の時は、東証リート指数は、アメリカの利上げの終了から1年位は、日経平均よりも、かなりアウトパフォームしていた様です。
この上昇する期間の中でも、4月や6月は安定的に上昇する事が多く、3月で配当落ちが終わるので、それ以降は、主だった利回り商品が無くなってしまうので、4月や6月は、リートが好調になるそうです。
更に、4月には、一度株価が下押しする局面が多いそうで、これは、国内の金融機関の利食いだそうです。
直近も押していますが、今後4月や6月は、リバウンドが期待できるそうで、期初は利食いから入る様ですが、この押し目は、買いだと考えられるとの事でした。