2017年1月24日の日経モーニングプラスで、日本経済新聞編集委員の鈴木亮さんが、下記の内容について話されてました。
人件費を増やすと言うことは、企業にとっては、固定費が毎月増えてしまうことになりますが、そこを積極的にできる企業は、それだけ余裕がある企業ですし、戦略的な投資をしている企業と言う見方もできるそうです。
近鉄エクスプレスは、特殊要因があり、海外の企業を買収したので、一時的に人件費増加率が上昇しているそうです。
リクルートHD、テンプHD、博報堂DYなどのサービス業のセクターの人件費が、上がっているとう言うことで、特に、リクルートHD、テンプHDは、派遣している社員の人件費が増えていて、理由は、派遣人員の需要が増えているからだそうです。
青山商事や、セビオHDなどの小売業の人件費も増加している様です。
企業にとっては、コスト増になりますが、従業員の賃金が上がると言うことは、消費や経済への波及効果も見込めるので、この様な企業の株価は、成長戦略という意味でも注目すべきだそうです。
人件費を増やした企業ランキングの人件費増加率は、下記の通りです。
1位 近鉄エクスプレス 58%
2位 東北電力 53.4%
3位 リクルートHD14.2%
4位 テンプHD 10.1%
5位 博報堂DY 9%
6位 ヤオコー 8.9%
7位 エア・ウォーター8.6%
8位 青山商事 8.2%
9位 セビオHD 7.8%
10位 カネカ 7.4%