空売り比率の月中平均の推移 :マーケットアナリスト荒野 浩さんの意見

2018年8月14日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。

空売り比率の月中平均の推移を2018年の年初から見ると、月中平均が40%を切っているのは、1月だけで、その時のPERは、15.58倍でした。

2月以降は、空売り比率の月中平均が、43%を超えているので、PERは、13倍台や、12倍台になってしまっています。

そして、1月か7月の空売り比率の月中平均は、41.8%で、7月末の日経平均株価は、22,553円で、昨年末の日経平均株価は、22,764円でしたので、空売り比率が、41.8%と言う高い状態なのに、日経平均株価は、ほとんど下げていないので、かなり打たれ強いそうです。
その理由は、PERが13倍台まで下がってきているので、これ以上は、日経平均株価が、なかなか下落しない様です。

日経平均株価のPERは、2月以降は、PER14倍台に一度も乗せていないので、空売り比率の月中平均が、40%以上が定着してしまった日本のマーケットで、PER14倍を超える事は無い様です。

もし、40%以下の空売り率が、1ヶ月続いて、PER14倍台になれば、日経平均株価は、2万3,000円を超えるとの事です。

これまで、6ヶ月間空売り比率の月中平均は、40%以上となっているので、海外投資家は、今年は、日本株を売りの対象と見ている様です。

尚、今までに、これだけ、空売り率が、長く40%以上を超えていた事は無いとの事です。

●1月の営業日数19日中、空売り比率40%以上が7日で、そのうち43%以上が1日で、平均は、38.9%で、日経平均株価の月中平均騰落率は、+4.14%で、PER15.58倍
●2月の営業日数19日中、空売り比率40%以上が17日で、そのうち43%以上が9日で、平均は、43.2%で、日経平均株価の月中平均騰落率は、-7.26%で、PER13.41倍
●3月の営業日数21日中、空売り比率40%以上が20日で、そのうち43%以上が14日で、平均は、44.4%で、日経平均株価の月中平均騰落率は、-2.71%で、PER12.63倍
●4月の営業日数20日中、空売り比率40%以上が13日で、そのうち43%以上が2日で、平均は、40.9%で、日経平均株価の月中平均騰落率は、+2.21%で、PER12.85倍
●5月の営業日数21日中、空売り比率40%以上が9日で、そのうち43%以上が3日で、平均は、40.3%で、日経平均株価の月中平均騰落率は、+3.30%で、PER13.51倍
●6月の営業日数21日中、空売り比率40%以上が15日で、そのうち43%以上が2日で、平均は、40.9%で、日経平均株価の月中平均騰落率は、-0.12%で、PER13.48倍
●7月の営業日数21日中、空売り比率40%以上が19日で、そのうち43%以上が13日で、平均は、43.6%で、日経平均株価の月中平均騰落率は、-1.12%で、PER13.29倍

●1月か3月の営業日数59日中、空売り比率40%以上が44日で、そのうち43%以上が24日で、平均は、42.2%で、PER13.83倍
●4月か6月の営業日数62日中、空売り比率40%以上が37日で、そのうち43%以上が7日で、平均は、40.7%で、PER13.29倍
●1月か7月の営業日数142日中、空売り比率40%以上が100日で、そのうち43%以上が44日で、平均は、41.8%で、PER13.51倍

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