期待できそうなインバウンド関連銘柄 日経モーニングプラス

2017年1月26日の日経モーニングプラスで、松井証券ストラテジストの田村晋一さんが、下記の内容について話されてました。

今後期待できそうな銘柄は、インバウンド関連銘柄で、今出遅れているので、面白いそうで、観光客は、ドンドン増えていて、2016年には、2,400万人を超えており、前年より20%以上増えていて、その為、日本国内で消費をしているとは思いますが、消費は、2015年の夏に一度ピークに達して、人が増えているわりには、消費額の総額が増えていないのが現状で、百貨店の売上も、前年比より減少していますが、これには見方があり、政府のアンケートでは、外国人1人あたりの旅行支出は、円換算で見ると、下記の様にと減っています。

●中国が、22万7,821円で、前年比-18.9%
●台湾が、11万9,921円で、前年比-15.6%
●韓国が、6万7,937円で、前年比-11.8%、
●香港が、14万7,127円で、前年比-23.6%
●米国が、17万5,544円で、前年比-2.3%

しかし、これは円高の影響が大きかったからで、現地通貨ベースの外国人1人あたりの旅行支出で見てみると、下記の様に、香港以外は支出は、増加しています。

●中国が、1万4,4783元で、前年比+3.8%
●台湾が、3万6,990台湾ドルで、前年比+0.4%
●韓国が、7万4,856ウォンで、前年比+1.0%
●香港が、1万1,117香港ドルで、前年比-8.3%
●米国が、1,710ドルで、前年比+17.2%

つまり、外国人観光客は、同じお小遣いを持って、日本に来てはいますが、円高だったので、円の手取り額で見ると、減ってしまっていますが、最近は、円安に戻ってきたので、円の手取り額が増えます。更に、去年よりも20%増の人達が来ているので、円安になると、観光客の数も増えるし、消費力も増えるので、期待できるそうです。

もし、ドル円が、120円で計算すると、為替調整後の外国人旅行消費額は、過去のピークの2015年8月を超えているので、今の為替は、113円位ですが、訪日客も増えているので、今後、期待できるとの事でした。

ただ、ポイントは、百貨店や、ドラックストアなどの全ての分野ではなく、消費の方向が変わっていて、香港ドル建ての香港の消費額が減っているのは、これにはトリックがあり、前回の爆買いの時は、個人輸入の業者の人が混ざっていて、高額商品である時計などを買い占めていましたが、中国の関税が上がり、越境ECなどもできたことにより、個人輸入の業者のメリットが無くなてしまったので、今は来ていないそうです。

その個人輸入の業者が買っていたのが、百貨店だとすると、今回は、ブームは来ないとの事で、ブームが来そうな会社は、ドラックストアで、期待できそうな銘柄は、マツモトキヨシ、ドン・キホーテHD、小林製薬、セブン&アイHDなどで、中国で、神薬と呼ばれているのは、小林製薬の製品が多く、他には、コーセーの雪肌精なども売れているので、期待できそうだそうです。

日経モーニングプラス|BSテレ東

    



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