どれを取っても円高  マーケット・アナライズ・マンデー

2016年6月6日のマーケット・アナライズ・マンデーで、金融ストラテジストの岡崎良介さんが、下記の内容について話されてました。

政策で円安に持っていく事は、もう無理で、政策だけでデフレを脱却するのも無理だと思うし、財政は、日本は壁に直面しているので、無い袖は振れない。

アベノミクスの3本の矢の1番目の財政政策も増税を見送ったのでない、2番目の金融緩和も効果はないので、3本目の矢の成長戦略しかない。6月15日、16日の日銀決定会合で、追加の金融緩和は無いと思われるが、もしやるとすれば、マイナス金利を止めるという選択で、マイナス金利を止めるという事は、日銀の敗北宣言であるが、マイナス金利を止めれば、銀行株は上がり、銀行株が上がれば、マーケット全体が上がる。

そして、マイナス金利を止めれば、日本の金利は上がる、一時的には円高のリスクがあるかもしれないが、日本の国債にお金が戻ってくる。日本の国債にお金が戻ってくると言う事は、アメリカの債券に流れていたお金が解消される、そして、アメリカの金利が上がる。アメリカの金利が上がれば、ドルが上がる。ドルが上がると、円高のリスクが下がる、という回転になる。

今後の為替の動向は、アメリカがひょっとしたら、景気後退に入るかもしれない、景気後退をさける方法は、2つしかなく、一つは金利を下げる事、もう一つはドル安による景気刺激策で、ドル円が120円から遠のいていく時代と言うのは、もう半年、1年位のタームで見ておく必要がある。ドル円が100円になるのも射程圏に入っていると思われる。

●増税の見送りは、円高
●補正予算の出動は、円高
●アメリカの利上げが無い事は、円高
上記のどれを取っても円高となる。

マーケット・アナライズ・マンデー(2016.6.6放送分)
マーケット・アナライズ・マンデー | ラジオNIKKEI
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