2016年12月30日の日経モーニングプラスで、日経QUICKニュースデスクの露口一郎さんが下記の内容について話されていました。
年初は、株価がさえないのが現状で、利益確定の売りが出やすい様で、2016年の年初は、6日連続安で、582円下げて、1月のトータルは、8.0%下落しました。
そして、2015年は、1.3%上昇しましたが、年明け2日目の1月6日には、525円安となりました。更に、2014年の1月のトータルは、8.5%下落し、3年連続で、年明けは急落している事が多いです。
年明けの相場のカギを握るのは、売買シェア最大の外国人投資家で、気になるのは、12月29日に東京証券取引所が発表した投資部門別売買状況の集計では、
外国人投資家は、12月の第三週目(19日から22日)に1,974億円の売り越しに転じていて、トランプラリーが始まってから、ずっと買い越しでしたが、7週ぶりに売り越しに転じた様です。
理由は、かなり買いが入ったので、持ち高調整や、クリスマス休暇の可能性もありますが、今後の外国人投資家の動きは、読みきれないそうです。
売買の中身は、トランプラリーが始まってから、相場を牽引していた外需関連株に売りが出ている様で、12月29日のTOPIX業種別騰落率の上位を見ると、唯一上昇したのが、食料品で、その他で、下落率が低かったのが、不動産業、精密機器、建設業、医薬品と、内需株又はディフェンシブの株が底堅かった様で、株式相場の今後に不透明感が出ていて、足元で円高にもなってきているので、目先は、この様な内需株又はディフェンシブの株へお金が向かって行く可能性が高いとの事です。