日本株を2016年買った投資家は? 日経モーニングプラス

2016年12月29日の日経モーニングプラスで、日経QUICKニュース記者の中山桂一さんが下記の内容について話されていました。

東京証券取引所が公表している投資部門別売買状況の集計では、海外投資家及び個人投資家が大きく売り越していますが、通常は、海外投資家が買えば、日本株は上がりやすくなりますが、2016年(年間)は、海外投資家は、現物株を売り越しています。個人投資家も、日経平均株価が昨年末の株価に比べても、上昇しているので、上値では利益確定売りが出た様です。

本来、海外投資家が買わなければ、日本株は上がらないとされていたのに、日経平均株価が買い越された要因の1位は、信託銀行で、3兆5,000億円位の買い越しで、そして、2位の事業法人は、2兆2,000億円位の買い越しとなりましたが、事業法人の買い越しは、企業の自社株買いで、トヨタ自動車が5月に5,000億円分購入して、ソフトバンクグループも、同様に、5,000億円分購入したのが理由の様です。

信託銀行の買いには、様々なものが含まれていて、自社株買いの一部も含まれており、GPIFなどの年金などの買い、日銀のETFの買いも含まれているので、これらが、日本株の大きな買いに繋がったそうです。特に、足元の状況で考えれば、今年の日本株の最大の買いは、日銀との事です。

2017年の予想は、国内証券会社のストラテジストの話では、日本株の業績改善を、織り込んで、海外投資家が、日本株を買いに動くと考えているそうで、物色の対象は、割安とされるバリュー株が優位となりそうです。

これまでの月間の推移を見ると、2016年の前半は、割安株は放置されてきましたが、2016年後半は、割安とされる株の上昇が目立っていましたので、この動きが続くと考えているそうです。マイナス金利が解消されて、金利が上昇してきましたので、銀行株などにプラスに働く事になっていますが、今後も上昇する為には、過度な円高ドル安にならず、資源価格も、やや上昇基調にある事と、アメリカの10年債利回りが上昇することが重要だそうです。

投資部門別売買状況 | 日本取引所グループ

日経モーニングプラス|BSテレ東

    



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