上方修正、常連銘柄に期待 日経プラス10

2017年3月21日の「日経プラス10」で、ニッセイ基礎研究所チーフ株式ストラテジストの井出 真吾さんが、下記の内容について話されてました。

日本の企業の決算予想は非常に保守的で、過去12年間の平均で見てみると、期初予想と比べて、中間決算の時に出す予想を、上方修正する企業は、40%あり、この40%の企業の期末の実績を見ると、81%の企業がもう一段の上方修正を行っているそうで、これが日本企業の特長だそうです。
今年も業績が良いので、81%位の企業は、上方修正を行うのではないかと考えているそうです。

そして、期初予想と比べて、中間決算の時に出す予想が、変わらない企業は、33%ですが、これらの企業の期末の実績を見ると、61%の企業が上方修正を行っているそうです。

経営者としては、下方修正が嫌なので、この様な形態になっているそうで、現在株価は、低迷していますが、期末の決算時期には、アク抜けしてくれると期待しているとの事です。

毎年の様に上方修正を繰り返す企業は、業種で言うと、鉄鋼や自動車で、為替や、市況の影響を受けやすい企業なので、期初の段階では、どうしても、保守的にする必要があるからだそうです。

今年も二段階アップされそうな企業は、下記の企業です。今年は、アメリカの大統領選挙位までは、円高だったので、鉄鋼や自動車は、まだ影を潜めているそうです。
地方銀行の場合は、為替の影響をあまり受けないですが、貸し倒れが広がってしますリスクがあるので、期初の時点では、コストを多めに見積もっていますが、貸し倒れは、毎年沢山でるわけではないですし、今年は、数年ぶりに少ないと言われているので、結果的には、そのコストを使わずに、最終的に利益が増えるとの事です。

●大和ハウス工業、業種:建設・資材、過去12年での上方修正回数は、中間予想で、9回で、そのうち期末実績でも8回だそうです。
●大日本住友製薬、業種:医薬品、過去12年での上方修正回数は、中間予想で、10回で、そのうち期末実績でも8回だそうです。
●ジェイテクト、業種:機械、過去12年での上方修正回数は、中間予想で、9回で、そのうち期末実績でも8回だそうです。
●東京急行電鉄、業種:運輸・物流、過去12年での上方修正回数は、中間予想で、9回で、そのうち期末実績でも9回だそうです。
●京阪ホールディングス、業種:運輸・物流、過去12年での上方修正回数は、中間予想で、9回で、そのうち期末実績でも9回だそうです。
●十六銀行、業種:銀行、過去12年での上方修正回数は、中間予想で、9回で、そのうち期末実績でも8回だそうです。
●大垣共立銀行、業種:銀行、過去12年での上方修正回数は、中間予想で、9回で、そのうち期末実績でも7回だそうです。

日経プラス10 | BSテレ東

    



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