第1四半期の利益の進捗率が、30%以上の企業の株価は上昇しやすい Newsモーニングサテライト

2018年7月17日のNewsモーニングサテライトで、ニッセイ基礎研究所の井出 真吾さんが、下記の内容について話されていました。

先週から3月決算企業の4月から6月期決算が始まりましたが、例年第1四半期の時点で、通期の業績予想を変更する企業は少ないですが、今年は、貿易摩擦の影響が予測しにくいので、業績予想を据え置く企業が、更に多くなると考えられるそうです。

その為、株価材料に乏しいですが、その代わりに、予想利益の進捗率に注目しているそうで、第1四半期の進捗率は、通期の利益の何%を、稼いだかを表しますが、この時点では、1年の4分の1の25%から30%位稼げたかが、目安になるそうです。

昨年までの3年間の実績では、第1四半期の経常利益の進捗率が、30%以上の企業は、9月末までに、TOPIX(トピックス:東証株価指数)よりも、5%程株価のリターンが高かったそうで、30%未満の企業は、TOPIXと同じ位の騰落率だったそうで、この様に明確に株価に現れる様です。

この数年の様に、景気が良い状況下では、業績に勢いのある企業の株が更に買われる傾向があるそうで、その為、進捗率30%以上の企業を、更に、進捗率の前年比で、細分化してみると、前年比で進捗率が5%以上改善した企業の場合は、更に、株価が大きく値上がりしやすい傾向があるとの事で、TOPIXを8%程、上回っている様です。

今後も貿易摩擦や、北朝鮮情勢など、まだ不透明感が強い状況が続きそうなので、進捗率が良好な銘柄は、例年以上に安心して買われる可能性が高いそうで、主力企業の進捗率が高い場合には、日経平均株価2万3,000円回復の原動力になるとの事です。

    



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