相場師朗の株塾:投資方法 銘柄選び うねり取りの売買のタイミング

今回は、視聴者からの質問に返答する内容でした。相場師朗さんが語られた内容の抜粋は、下記の通りです。

●投資方法
ザラバは全く見ずに投資を行う。理由は、見ると気持ちが左右され、動揺で事を起こすと、誤った結果になる事が多いから。

●現状分析
東京マーケットは、10月末の日銀の金融政策決定待ちとなっているので、出来高が少なくなっている。日経平均は、20日移動線上でのボックス圏になっている。ボックス圏では、取引しない方が良い。

●銘柄選びについて
・出来高は、100万株以上の株を扱う。出来高がない銘柄を選ぶと、自分の売買で上げたり、下げたりしてしまうので、うねり取りでは好ましくない。
・評論家やアナリストの方々が全国版の雑誌等で、1日に3万株や5万株しかない銘柄を推奨しているケースがあるが、その場合は直ぐにストップ高になってしまうケースがあり、あまり好ましくない。
・昔からプロのトレーダー相場師は、動きの少ない銘柄を選ぶ。値動きが激しいと心が乱れてしまうので、ボラティリティが高い銘柄は扱わない。
・300~400円の銘柄で、月に10円位しか動かない銘柄を大量に購入して取引する。例えば、昭和電工、日本板硝子は、出来高が一日1,000~2,000万株位の出来高があり、月に動くのが15円位しか変動しない。この様な銘柄を2~3銘柄扱う。3,000~4,000円の銘柄を扱っている相場師の人はあまりいない。
・JPX400は、ROEが高い銘柄を集めているので、外人投資家も注目している。ROEが高い方が業績が良いので、JPX400の銘柄を選ぶ。
・貸借比率は全く気にしない。
・うねり取りでは、新興市場は、出来高が少ないので、うねりができない。出来高が高くならないと、きれいなうねりが出ない。
・日経平均連動ETF、日経平均先物は、うねるのでうねり取りには向いているが、レバレッジをかけすぎると、冷静な売買が出来なくなってしまうので、注意が必要。
・日経平均先物だけに絞らないで、沢山の銘柄を見て、自分の気に入ったうねりを作る銘柄を選ぶ。
・米国株や為替は、あまり見ない。

●うねり取りの売買のタイミングについて
・移動平均線を、またいだ陰線の場合は、売りを入れない。そして、その翌日が陽線ならば買いを入れる。
・移動平均線をまたいだ陰線で、次の日も陰線の場合は、売りを入れる。
・移動平均線を初めて割った場合には、戻す可能性が高いので、売りは入れない。



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