2018年5月28日の「日経プラス10」で、ニッセイ基礎研究所チーフ株式ストラテジストの井出 真吾さんが、下記の内容について話されていました。
5月25日に気象庁が、3ヶ月予想を発表したそうですが、その内容は、今年の夏は、全国的に気温が高いとの事でした。
気温が上がってきて、真夏日や、猛暑日になってから、猛暑関連銘柄は話題になるそうですが、代表的な銘柄は、エアコン関連、冷涼飲料水、ビール、プールなどだそうです。
2017年も猛暑と言われていましたが、2017年の猛暑関連銘柄の動きは、キリンホールディングスや、アサヒグループホールディングスなどのビール関連銘柄は、7月始めから株価が上昇して、8月末まで上昇していました。銀座ルノアール(サラリーマンが、喫茶店で涼む可能性が高い)は、5月24日から8月末まで上昇していた様です。
そして、猛暑関連銘柄は、7月になってから買えば良い銘柄ばかりではなく、エアコンを販売しているダイキン工業は、6月から上昇して、7月末には頭打ちになっていました。
そして、プールのある”よみうりランド”は、去年気象庁が、今年の夏は猛暑だと発表した5月末位から株価が上昇して、7月半ばには、天井を打って、その後下落していました。
東京都競馬は、東京サマーランドを運営している会社ですが、6月上旬から株価が上昇して、8月の上旬には天井を付けて、その後は下落していました。
去年の8月は、一時的に冷夏になったので、その影響があったかもしれませんが、これらの猛暑関連銘柄を買うのは、暑くなってからでは、手遅れなので、今のうちに、チャートなどを見て、これらの銘柄を確認する必要がある様です。
気象庁の予想では、今年は、西日本、東日本では、7月に気温が高く、降水量が少なくなる可能性があるそうで、その通りになれば、去年と同じ様な、株価の動きになる可能性もあるとの事です。
他にも、夏暑くて、降水量が少ないと、野菜が育たなくなるので、冷凍のブロッコリーなどの野菜が売れるので、冷凍食品関連銘柄も、上昇する可能性がある様です。