2018年2月10日のマーケット・アナライズplus+で、金融ストラテジストの岡崎良介さんが、下記の内容について話されていました。
株価大暴落でも、ドル円は奇妙な均衡となって、さほど大きな円高とはならず、さりとて、アメリカの金利が上昇しているのに、円安にもならなかったので、為替のアナリストは、頭を抱えていたそうですが、岡崎良介さんの経験では、ブラックマンデーの時も同じ様な状況だったそうです。
ブラックマンデーの時も、株は大暴落しましたが、ドル円はしっかりしていたそうで、大暴落が発生した時は、海外の本物の投資家達が日本株を売り、そして、売ったお金を本国に戻すそうです。
つまり、本来であれば、リスクオフで円高になるところを、アメリカなどの投資家の円売りドル買いを行うので、円安となる動きが発生して、ドル円が動かなくなるそうです。
大暴落すると、株式市場は先を読もうとして動きますが、為替市場は、需給で縛られてしまって、動けなくなってしまうとの事です。
今後は、アメリカの金融引締めが続くのであれば、リスクオフの流れが続くので、今の様な奇妙な緊張感が継続して、横ばいになると考えているそうで、アメリカのFRBがバランスシートの縮小を止めたり、以前のイエレン議長の様に、金融引締めをゆっくりやっていくなどの方針になれば、金融緩和的なアクションとなるので、日本株や、アメリカ株は安定するかもしれませんが、代わりに為替は犠牲になり、ドル円は、100円方向に円高になるそうです。
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