3月期企業の決算の状況  日経モーニングプラス

2018年2月13日の日経モーニングプラスで、日本経済新聞編集委員の鈴木亮さんが、下記の内容について話されていました。

日本株に関しては、底値が近いと考えているそうで、その最大の理由は、発表が終盤に差し掛かっている3月期企業の決算だそうです。

終わった2017年4月から12月期までの9日まで発表分の決算の集計(86.6%が開示)を見ると、増益率が32.4%で、2018年3月発表予定の通期でも21.6%で、第三四半期の10月から12月に至っては、41%増益、凄まじい増益率だったそうです。

日本は、アメリカやヨーロッパと比べても増益率が高いそうで、同じ2017年10月から12月の増益率で比較すると、アメリカは14%で、ヨーロッパは11%だったそうです。
日本は、41%増益でしたので、圧倒的に強いのと、企業の稼ぐ力を示す数値である売上高純利益率は、今期はじめて、5%に乗ってくるそうです。

アメリカの影響で日本株は下落していますが、ファンダメンタルズの最たるものの企業業績は盤石だそうです。

その為、株価は正しい評価を受けていないと考えているそうで、日経平均株価の予想PER(株価収益率)を見ると、アベノミクスの平均は、14倍から15.5倍位ですが、2月9日は、13.1倍(2月14日は、12.81倍になっています)で、金曜日に日経平均株価が700円下落した時点では、13倍を切っていたと思われ、予想PER(株価収益率)から見ると、相当割安感が出ているそうです。

日経平均PER PBR 日経平均株価適正水準

そして、株式市場の過熱感を見る、騰落レシオと言う指標を見ると、120を超えてくると、過熱感があると言われていますが、2月9日は、73.8%(2月14日は、71.81%になっています)となっていて、明らかに売られすぎだそうです。

様々な投資指標を見ても、売られすぎと言う事がわかるそうで、今週中にも底入れしてもおかしくはないと考えているそうです。

年初からの日本株調整の要因は、円高になった事で、円高になった理由は、日銀の金融政策に対する不透明感なので、黒田日銀総裁が続投すれば、日本株が底入れする条件が整ってきたと考えても良いそうです。

その為、桜が咲く頃には、年初の水準まで戻る相場展開を期待しても、良いのではないかとの事でした。

騰落レシオ 日経平均比較チャート

日経モーニングプラス|BSテレ東

    



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