2018年12月10日のNewsモーニングサテライトで、岡三証券の小川佳紀さんが、下記の内容について話されていました。
外部環境の不透明感は、根強いですが、この様な環境だからこそ、業績面で安心感の強い、最高益企業に注目すべきだそうです。
例えば、TOPIX1000に採用されている企業のうち、今期、過去最高益を更新する予定の企業が、350社あり、その企業群の合成株価と、TOPIXの動きを比較してみると、最高益を更新する予定の企業は、TOPIXをアウトパフォームしている事が多い様で、地合が悪い中でも、底堅さを見せているそうです。
大型株よりも、中小型株の方が、最高益企業が多いそうで、最高益企業を時価総額で分けてみると、1兆円を超える企業は、約15%に留まる様ですが、時価総額が、3,000億円に満たない企業が、約半数を占めるそうで、5,000億円未満の企業が約7割を占めているとの事です。
これらの中小型の企業は、独自のビジネスモデルを持っていたり、それを生かして、大企業と差別化を図る事で、業績を伸ばしています。
年末は、海外投資家が、休暇で不在の中、個人投資家中心とした、中小型株への物色が盛り上がりやすい傾向もあるので、今年の年末相場でも、最高益の中小型株に、物色の矛先が向くと、考えているそうです。