来年は、円安圧力が高まる? 日経プラス10

2018年12月10日の「日経プラス10」で、JPモルガン・チェース銀行の佐々木融さんが、下記の内容について話されていました。

円の実質実効レートを見ると、既に歴史的な円安水準にある様ですが、過去20年間では、アメリカでは、物価が55%上昇していて、日本では、物価が5%しか上昇していないので、ドルは、円に対して、50%位廉価(れんか:値段が安いこと)しているそうで、物価が上がっていますが、ドル円は、20年前とほぼ同水準なので、かなり円が割安になっているとの事です。

その為、今後は、円高圧力につながりそうな気がしますが、これだけ円安になっているのには、理由があり、国際収支からの円買いと、円売りの状況を見ると、近年は、対外証券投資による円売りが非常に強くなっていて、更には、対外直接投資からの円売りも非常に大きくなっているので、日本の企業や投資家からの対外投資が増えている事により、円安になっている様です。

主要国と日本の10年国債金利差(主要国加重平均値-日本)から見ると、来年は、一段と金利差が拡大してくると予想されているそうです。

リーマンショック前の2005年から2007年位に、他の国と、日本の金利差が開いて、金利差を稼ぐ円キャリートレードと言うものが流行りましたが、来年になり、金利差が開く事で、外国人投資家が、益々円を売って、円キャリートレードが膨らんでくると、予想されるので、円安が更に進んで、ドル円は、118円位まで、来年の中旬位には、上昇すると考えているそうです。

そして、来年後半は、ドル安傾向で、上値が重くなるとの事です。

日経プラス10 | BSテレ東

    



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