2018年4月24日の日経モーニングプラスで、IFTA国際検定テクニカルアナリストの福永博之さんが、下記の内容について話されていました。
売買タイミングを判断するには、RSI、MACD、ストキャスティクスなどのオシレーターで分析する方法がありますが、その中でも、一番分かりやすいのがRSIだそうです。
RSIは、トレンド分析が色々ある中で、買われすぎや、売られすぎを数値で、客観的に判断しようとして作られたものです。
買われすぎ、売られすぎの判断は人により違うので、100円株価が上昇して、買われすぎと考える人もいれば、100円では、全然買われすぎではないと考える人もいるので、そういったものを、誰が見ても同じ様に判断できる様に作られたのが、RSIです。
アメリカのジェー・ウェルス・ワイルダー・ジュニア(J.Welles Wilder.Jr)さんが作ったこのRSIは、0%から100%までの目盛りで表示されていて、目安として、0%から30%までが売られすぎで、買い時を示し、70%から100%までが買われすぎのゾーンで、売り時を示している様です。
RSIは、ある一定期間の値上がりした値幅の割合を示したものなので、例えば、14日間で、1日も値下がりせずに、毎日株価が上がり続けたとした場合に、値下がりがないので、100%になるそうで、逆に、14日間で、1日も値上がりせずに、毎日株価が下がり続けたとした場合には、0%になるとの事です。
30%から70%までの間の判断は、そして、中間の地点が50%となるので、50%を超えると、上昇の勢いがついていると言う事で、50%を下回ると、上昇の勢いが低下して、下落の勢いが強まっていると言う事になります。
ジェー・ウェルス・ワイルダー・ジュニアさんが、自分でRSIを考え出した時に、期間は、14日間が一番適切だと言っているそうで、様々なネット証券のツールでは、デフォルト(初期設定)で、14日間になっているそうです。
しかし、RSIは、トレンド分析と合わせて行うのがポイントで、移動平均線が、全て下向きになっている時に、RSIが、30%位のところで、株を買おうとすると、下落に巻き込まれてしまう事もある様で、注意が必要です。