2016年9月21日の日経モーニングプラスで、モーニングスター社長の朝倉智也さんが「国際債券型投信純資産ランキング」について話されていました。
マイナス金利になり、国内型の債券の金利が急速に下がったので、投資家は、少しでも金利が高いインカムが取れる商品に投資をしたいと言うことで、国内債券ではなく、海外の債券で、金利の高いところに、投資の消費が向かっているそうです。
8月31日時点の国際債券型投信純資産ランキングは、下記のお通りです。
1.フィデリティ・USハイイールドファンド 純資産7,881億円
2.グローバル・ソブリン・オープン 純資産6,720億円
3.ハイグレード・オセアニア・ボンド 純資産3,792億円
4.短期豪ドル債オープン 純資産3,193億円
5.高金利先進国債券オープン 純資産3,141億円
6.ダイワ 高格付けカナダドル債 純資産3,073億円
7.野村テンプルトン・トータル・リターンD 純資産2,980億円
8.UBS 世界公共インフラ債券円 純資産2,573億円
9.DIAM高格付インカム・オープン 純資産2,008億円
10.三菱UFJグローバル・ボンド 純資産1,991億円
1位のフィデリティ・USハイイールドファンドは、アメリカの社債ですが、社債でも少し金利が高いハイイールドに投資しているので、リスクも高いです。
2位のグローバル・ソブリン・オープンは、2007年位には、5.8兆円位純資産があったので、現在は、10分の1になってしまっているが、アメリカ、ユーロを中心とした先進国の債券ですが、比較的に利回りはあまり高くない。
3位のハイグレード・オセアニア・ボンドと4位の短期豪ドル債オープンは、オーストラリアで、5位の高金利先進国債券オープンは、カナダ、ベルギー、ニュージーランドに投資をするファンドです。
6位のダイワ 高格付けカナダドル債は、カナダなので、格付けも高く、金利もアメリカよりも高い。
7位の野村テンプルトン・トータル・リターンDは、新興国への投資で、韓国、メキシコ、インドネシアです。
8位のUBS 世界公共インフラ債券円は、電気、水道、ガスなどの公共関連の社債で、こちらは、比較的利回りが高い債券です。
それぞれの債券に単体で投資するのではなく、色々な物を組み合わせる事で、リスクが分散するそうです。