1月14日のザ・マネー~木曜日 グローバルマーケット探訪で、国際エコノミストの金森薫さんが、下記の内容について話されてました。
中国に対する不信感があるので、中国から8千億ドル資本の流失した様である。尚、中国の10月~12月のGDPが1月19日に発表されるが、7月~9月のGDPは6.9%だったが、10月~12月のGDPは、また7%に戻るのではないかと言われているそうです。それをきっかけに、人民元が買われ、中国の株価が上がり、欧州、アメリカ、日本株も上がり、1月の下旬は、いったん寄り戻しがかかる可能性があるとの事でした。
原油価格は、アメリカは、対ロシア戦略、サウジアラビアは、対イラン政策で、チャートを重要視するのであれば、1986年から1999年までの期間ほとんど20ドルなので、20ドルが下値抵抗ラインになると考えられる。ろうそく足の下ヒゲを含めれば、18ドル位まで下落する可能性がある。
18日にイランの経済封鎖が解かれるが、サウジアラビアは、対イラン戦略で、2014年の9月の段階で、石油相が「バーレルあたり20ドル以下になっても構わない。我々は、戦略をそういうふうにする」と言っていたそうです。尚、イランは、採算上オイルだけで国家を維持しようとすれば、バーレルあたり139ドルで、サウジアラビアは30ドルだそうです。
アメリカは、シェールオイルブームで沢山のシェールオイルの会社ができてしまい、これらの会社を淘汰する為に、サウジアラビアと協力して、バーレルあたり20ドルで採算の取れる大企業だけが残る様にしようとしている。その為、一度、40ドル位に戻るかもしれないが、今年の7月~9月位に再度20ドルまで下落する可能性があるとの事でした。
ザ・マネー~木曜日はグローバルマーケット探訪(2016.1.14放送分)
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