2018年2月13日のNewsモーニングサテライトで、岡三証券の小川佳紀さんが、下記の内容について話されていました。
日本株は当面不安定な相場が続きそうですが、今後は徐々に、値幅の調整から、日柄調整局面に向かっていくと考えているそうで、2014年以降日経平均株価が、一週間で7%以上下落したのは、今回を含めると、4回あったそうで、過去の3回の局面では、急落の翌週は、一旦反発していました。そして、その1ヶ月後の株価を見ても、概ね落ち着いた推移となっている様です。
●2014年4月第2週の下落の翌週は、4.0%の上昇、そして、1ヶ月後は、1.7%の上昇
●2015年9月第1週の下落の翌週は、2.7%の上昇、そして、1ヶ月後は、0.4%の下落
●2016年2月第2週の下落の翌週は、6.8%の上昇、そして、1ヶ月後は、13.3%の上昇
その為、今回についても、値幅をともなった調整は徐々に一服して、時間をかけながら、落ち着きを取り戻して行くと考えられるそうです。
尚、相場が落ち着きを取り戻すキーポイントは、この様な急激な下落局面では、テクニカルやバリエーションの面が機能しずらくなっているので、受給面が鍵を握っているそうです。
小川佳紀さんは、売買代金に占める空売り比率に注目していて、空売り比率の5日平均が40%を大きく超えて、45%接近すると、一旦下落がピークアウトする傾向があるそうです。
これには、売り方の買い戻しがあるとの事で、これまでの日経平均株価は、売り方の買い戻しにより、持ち直す動きとなっていた様です。
そして、今現在も、45%に接近していますし、今後日本株が一段と、下押す様な動きでも、この買い戻しの動きが、需給面の支えとなれば、日経平均株価は、21,000円から、22,000円台で落ち着き所を探る様な、展開となるそうです。