令和時代の投資戦略 日経プラス10

2019年4月29日の「日経プラス10」で、楽天証券経済研究所 チーフ・ストラテジストの窪田 真之さんが、下記の内容について話されていました。

令和時代は、令和時代に合った成長のビジネスモデルを見つける必要があるそうで、平成は、昭和の成長ビジネスが、通用しなくなった事により、日本は、バブル崩壊で、失われた20年に見舞われていました。

失われた20年の後に構造改革を行った事い、新しいビジネスモデルを作ってきた事で、復活の10年となっていますが、その成果を取り込むのが、令和になると考えられるそうです。

いつの時代も、足りないものを、大量に生産するビジネスモデルが成長する事は、変わっていないそうですが、何が足りないかが、変わってきている様です。

■時代ごとの成長企業(不足を大量に安く提供した企業が成長)
●昭和:生活を豊かにする物が不足
生活を豊かにする物を、いち早く開発して、大量に安く生産した企業が成長したので、日本からも成長企業がたくさん出ました。

●平成:物が余りサービスが不足
物は、すぐに大量に作られて余ってしまう事となり、製造業は成長できなくなりました。その為、代わってサービスが不足してきた事により、工場では作れない医療、介護、保育などの良質なサービスが成長しました。

●令和:良質なサービスが不足
令和は、ITを駆使して、良質なサービスを安価に、大量生産する企業が、成長すると考えられますが、製造業でも、ソニーの様に、きちんとIT化やサービス化に対応した企業は、成長できるそうです。

ソニーは、昭和の成長企業でしたが、直近の決算では、最高益を更新してきていて、映画、音楽、金融といった新しい分野で、ITなどを駆使して、成長する企業となっていますが、この様な企業が、伸びると考えられるそうです。

令和時代の投資戦略は、AI(人工知能)、IOT(インターネットオブシングス)などを使って、良質なサービスを大量生産する分野の自動運転、フィンテック、流通、物流(ドローンなど)、医療・介護、シェアリング・エコノミー、スマートフォン・ストラクションなどに投資冥利がある様です。

しかし、成長企業は、当たり外れが大きい為、株価の値動きが激しくなるので、実際の投資戦略としては、上記の様な成長株と同時に、配当利回り4%から5%の割安株にも投資した方が良いとの事です。

日経プラス10 | BSジャパン



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