2017年8月24日の「日経プラス10」で、マネックス証券チーフストラテジストの広木 隆さんが、下記の内容について話されてました。
日経平均株価は、8月8日位までは2万円位で、膠着相場でしたが、その後北朝鮮の問題で、下落しましたが、アメリカのダウ平均も10連騰して、8月7日まで高値を更新していました。
しかしながら、アメリカのラッセル2000指数と言う小型株指数は、7月25日でピークを打って下がっています。そして、ラッセル2000指数下げ方は、今年の上昇分全て吐き出す位、急落しています。
RUSSELL 2000 INDEX – Yahoo Finance
ラッセル2000指数に採用されている小型株は、ダウ平均などの大型株と比べると、リスクの高い資産とみなされるので、リスク資産は、7月の下旬から既に売られていたそうです。
北朝鮮問題や、トランプ大統領の発言などは、8月10日前後なので、7月の下旬からリスク回避の動きが強まっていたそうです。正確な下落理由は、わからないそうですが、7月の下旬にアメリカのFOMCで資産縮小の動きがあり、金融緩和が終わるとの雰囲気が出て来たのが、理由ではないかと考えているそうです。
尚、VIX恐怖指数が一番安値を付けたのが、7月21日で、格付けの低いハイイールド債も7月25日から、リスクが上昇すると判断していて、資産縮小の動き、又は、アメリカの景気の弱さが、下落の原因ではないかとの事です。その為、マーケットのリスク回避の流れは、金融政策と、その後の北朝鮮問題が重なった事にあるのではないかと、話していました。
これは、私の感想ですが、このラッセル2000指数が下落を始めたのが、7月25日からで、それと同時に日本のマザーズ市場も下落を開始してます。マザーズ市場は、ラッセル2000指数ほどは下がっていませんが、ジャスダック市場も、7月28日から下落していています。
日経平均株価が下落し始めたのは、8月9日位で、東証二部は、ずっと上昇していています。つまり、日経平均株価は、ニューヨークダウと連動していますが、マザーズ市場や、ジャスダック市場は、ラッセル2000指数との連動しているのかもしれません。
理由としては、ニュースなどを聞いていても、マザーズ市場が突然下落したのは、特別な理由が伝えられていなかったからです。