2018年11月27日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。
5日平均のサイクルで見ると、日経平均株価の終値が5日移動平均線を超えて、その5日移動平均線が上向きになっている期間は、6月以降では、下記の5回だけだそうです。
つまり、日経平均株価は、終値が5日移動平均線を超えられない事が多く、日経平均株価が上昇するのは、平均で10日間位しか継続しない様ですが、9月12日から10月3日の期間は、円安になり、海外投資家が、日本株を購入していたので、14日間続いた様です。
そして、今回の上昇期間の始まりが、11月26日からだとすると、5日平均のサイクルで見ると、12月の初旬位までしか続かない可能性があるとの事です。
日経平均株価の終値が、5日移動平均線を上回り、5日移動平均線が上向きの状況が重複していないと、株価は上昇しない様です。
■日経平均株価の終値が、5日移動平均線を上回り、5日移動平均線が上向きの期間
●2018年6月5日から6月12日の7日で、日経平均株価の高値日が6月13日
●2018年7月9日から7月19日の8日で、日経平均株価の高値日が7月18日
●2018年8月22日から8月31日の8日で、日経平均株価の高値日が8月30日
●2018年9月12日から10月3日の14日で、日経平均株価の高値日が10月2日
●2018年11月1日から11月12日の8日で、日経平均株価の高値日が11月8日
そして、20日平均のサイクルで見ると、日経平均株価の20日平均の20日前比較がボトムアウトして、上昇している期間が、下記のデータです。
今回は、2018年11月15日にボトムアウトしていて、この20日平均のサイクル(1ヶ月サイクル)が、ボトムアウトして、上昇に転じると、上昇期間が長くなる様で、5日平均のサイクルで見ると、上記の様に、8日か9日間しか上昇が続いていませんが、長期の移動平均線の方が、株価の支配力が強いので、20日平均のサイクルで見ると、年末位までは、株価が上昇する可能性がある様です。
その為、20日平均のサイクルで考えると、日経平均株価の高値は、2万2,500円以上にはなる様です。
■日経平均株価の20日平均の20日前比較がボトムアウトして、上昇している期間
●2016年10月12日にボトムを付け、2017年12月28日にピークとなり、その期間は52日で、期間中の日経平均株価の高値が12月20日
●2017年4月26日にボトムを付け、2017年6月2日にピークとなり、その期間は24日で、期間中の日経平均株価の高値が6月2日
●2017年9月8日にボトムを付け、2017年11月10日にピークとなり、その期間は42日で、期間中の日経平均株価の高値が11月7日
●2018年3月6日にボトムを付け、2018年5月22日にピークとなり、その期間は51日で、期間中の日経平均株価の高値が5月21日
●2018年9月7日にボトムを付け、2018年10月10日にピークとなり、その期間は20日で、期間中の日経平均株価の高値が10月2日
●2018年11月15日にボトム
更に、5日移動平均線と、20日移動平均線がゴールデンクロス(5日移動平均線が、20日移動平均線を上抜く)して、新高値数が、新安値数を上回る時が、日経平均株価が、高値を取りに行く時だそうです。
11月は、新高値数が、新安値数を上回ったのが、11月8日(尚、この動画放送の後、11月28日から11月30日までは、上回っています)だけで、10月も10月1日、2日、3日の3日間しかなかったそうです。
この新高値数が、新安値数を上回るのは、現状ではめったに起こらない現象で、もし、新高値数が、新安値数を上回れば、1週間から2週間続く可能性がある様で、そうなると、日経平均株価の上値は、2万3,000円位まで上がると考えられるそうです。
尚、新高値数の数は、100を超えなくても、40から50でも良いとの事です。
また、日経平均株価が、千円位下落した2月6日が、11月27日の200日前で、応当日が、2万1,000円台となり、200日移動平均線も上向く事となるそうで、この200日移動平均線が上向くと、200日位は、上向き期間が続く様で、意外と上昇期間が長く続く可能性もあるとの事です。
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