2017年6月8日の日経モーニングプラスで、BSジャパン解説委員の豊嶋広さんが、下記の内容について話されてました。
足元では、イギリスのメイ首相が率いる与党・保守党は、圧勝するのではないかと言う予想が一転して、フィナンシャル・タイムズの集計では、与党・保守党が43%で、野党・労働党が37%と、支持率が拮抗しているそうです。
イギリスでは、テロ等があり、普通は政権与党に追い風となるはずですが、メイ首相は、首相になる前に、テロを担当する内務大臣をやっていて、その時に、警察官を2万人位削減した事が批判を浴びているそうです。
野村證券のシニアエコノミストの吉本元さんの話では、勝敗の分岐点は、保守党の過半数の確保で、前回の総選挙では、過半数を4議席超えたレベルなので、過半数を超えれば、単独政権ができるそうですが、逆に、割り込むと、少数与党か、連立になる事となり、政権は不安定になるそうです。
そして、保守党が勝利した場合は、今の政権が続くので、ポンドドル相場は堅調で、この相場が続くので、株価にとってはポジティブな状況になるそうで、逆に、保守党が過半数を取れなかった場合には、ポンドが売られるので、株価にとってはあまり良い材料ではないそうです。