1年移動平均線を上回っている事が、株価が上昇する上では重要 :マーケットアナリスト荒野 浩さんの意見

2019年5月7日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。

トランプ大統領の中国への関税引き上げの発言で、日経平均株価は、下落していますが、2万2,000円は、絶対に割ってはいけないラインだそうで、この2万2,000円は、ちょうど1年移動平均線と同じ位置で、昨年の5月の株価から見ると、2万2,000円を割ると、横ばいだった1年移動平均線が、また下向きになってしまうそうです。

下向きの1年移動平均線を株価が下回っている状況では、たとえ株価が上昇しても、この1年移動平均線に上値を抑えられてしまうので、短期的に見ると、2万2,200円を下回ってはいけないのですが、5月7日の午後2時までの状況では、1年移動平均線、20日移動平均線下回って、5日移動平均線も、下向きになってしまった様です。

株価の終値が、連続して1年移動平均線を超えられなかった期間は、例えば、2010年6月22日から11月17日までの102日間ありましたが、その後、2010年11月18日に日経平均株価終値が、1年移動平均線上回って、2011年6月28日までの約150日位は、終値が1年移動平均線より上にあった日数が79日で、逆に下にあったのが69日で、ほぼ半々でした。

そして、同様に2011年8月3日から2012年2月14日までの131日間は、連続して1年移動平均線を超えられませんでしたが、その後、2012年2月15日に日経平均株価終値が、1年移動平均線上回って、2012年11月15日までの約190日位は、終値が1年移動平均線より上にあった日数が92日で、逆に下にあったのが98日で、ほぼ半々でした。

その為、たとえ一度1年移動平均線を超えたとしても、すぐに1年移動平均線を下回ってしまうと、1年移動平均線に絡む、持ち合い相場になってしまうそうです。

しかし、2015年2月18日から2016年10月19日までの204日間は、1年移動平均線を超えられませんでしたが、その後1年移動平均線上回ってからは、2018年10月22日までの2年間位は、終値が1年移動平均線を上回っていました。

今回は、2018年10月23日から2019年4月12日までの115日間は、1年移動平均線を超えられませんでしたが、その後4月15日に、2万2,200円を超えて、そこから1年移動平均線を超えましたが、10営業日で終わってしまい、5月7日の下落で、1年移動平均線を下回っていて、暴落する事はあまり考えられないとの事ですが、株価が上値を追う力は弱回ってしまった様で、すぐに、2万2,200円を回復しないと、この流れを断ち切る事はできないそうです。

今後は、トランプ大統領の良い方への大きなサブライズがあり、日経平均株価が400円から500円上昇しないと、4月26日までの堅調相場が終わって、また持ち合い相場に入ってしまう事が、懸念されるそうです。

そしてまた、ドル円も110円台まで下がってくると、株価への影響が出る様で、今年日経平均株価が、高値を取った時は、全部112円を付けた時で、111円の後半位で推移していれば、すぐに112円台になる事もありますが、現在の状況では、112円台に戻る事は、難しい様です。

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