2018年8月28日のNewsモーニングサテライトで、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘さんが、下記の内容について話されていました。
2010年と、2014年の直近2回のアメリカの中間選挙の年の日本株の動きを見ると、1月から、8月末位までは、株価が冴えない状況で、調整モードに入っていました。
その理由は、中間選挙になると、アメリカの大統領が、貿易問題を全面に出して、日本にプレッシャーがかかる傾向があるそうで、ブッシュ大統領や、クリントン大統領の時も同じ様な状況だったそうです。
そして、株価が底になるのが、夏から秋にかけて位で、9月位から反発に転じますが、11月6日が中間選挙の前に、10月下旬から中間選挙前位までに、ダメ押しの下落の後、年末高になる傾向がある様です。
今は、世論調査の精度が非常に高いので、中間選挙の結果が出る前に、共和党と、民主党のどちらが勝つかを、株価材料として織り込んでしまうそうで、結果が出た後には、マーケットは、政治にウエイトを置いていた状態から、ファンダメンタルズに回帰するとの事ですが、アメリカのファンダメンタルズは、非常に良好です。
今年の日経平均株価は、1月に2万4,000円まで上昇しましたが、その後は、ズルズルと下落して、漸く、足元では、ボックス相場を抜けようとする状況になってきていますが、10月位にかけては、日米のFFR(通商協議)もあり、25%の関税等の話が出てくる可能性もありますが、株価がモタモタしたところで、買いを入れて、年末株高に備えると良いそうです。