2016年9月9日の日経モーニングプラスで、日経QUICKニュースデスクの露口一郎さんが「相場の物色の特徴」について話されていました。
9月9日の週は、日経平均株価が、17,000円を回復したが、物色の傾向が変わってきたそうで、9月2日までの週はバリュー株が買われていた。つまり、PERやPBRが低い銘柄が買われていたが、9月9日の週は、こうした銘柄が売りに押されてきた。
例えば、鉄鋼は8月は上昇が目立っていたが、足元では売りが出ており、銀行、保険業、証券商品先物などの金融セクターも、日銀の7月末の金融政策決定会合後、買われていたが、同様に、足元では売りが目立ってきた。
輸送用機器や電気機器は、足元の円高の影響を受けている様です。
これらのことから、バリュー株の一巡感が出てきた様で、今後良くなりそうで、持ち直しているのが、食品や、小売と言った8月にさえなかった銘柄だそうです。
9月5日から9月8日のTOPIX業種別下落率ランキングは、下記の通りです。
1位 鉄鋼 -2.81%
2位 銀行業 -2.74%
3位 保険業 -2.51%
4位 証券商品先物 -2.14%
5位 鉱業 -1.76%
6位 空運業 -1.31%
7位 その他金融業 -0.68%
8位 非鉄金属 -0.42%
9位 輸送用機器 -0.35%
10位 電気機器 -0.22%