2019年6月11日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。
米国株が300ドル上がっている時でも、日経平均株価が100円位の上昇で止まってしまう理由は、今出ている情報が、アメリカ株には直接メリットがありますが、日本株には直接メリットが無い事が原因だそうです。
その為、今の材料は、アメリカ株上昇の内容となっているので、アメリカ株が、200ドル上がった翌日の日本株の上昇は、100円位と考える必要があるとの事です。
NYダウと、日経平均株価は、下記の様に10月の上旬に高値を取って、去年のクリスマスにどちらも安値を付けましたが、この時の下げ幅は、NYダウが、5,036ドルで、日経平均株価は、5,114円と、数値は同じくらいの下げでしたが、戻る時は、NYダウが、4,864ドルで、日経平均株価は、3,151円と、追随率は64%位となっていました。
NYダウは、パウエルアメリカFRB議長の発言以降の2019年6月4日から6月7日までの4日間で、1,164ドル上昇しましたが、日経平均株価は、2019年6月5日から6月10日までの4日間で、725円の上昇に留まっていて、追随率は62.4%位となっています。
尚、昨年末の下落から株価が戻る局面のデータは下記の通りです。
●日経平均株価は、2018年10月2日に、24,270円の高値を付けて、安値が、2018年12月25日の19,155円で、下落幅が5,114円で、その後の戻り高値が、2019年4月25日の22,307円で、戻り幅は、3,151円でした。
●NYダウは、2018年10月3日に、26,828円の高値を付けて、安値が、2018年12月24日の21,792ドルで、下落幅が5,036ドルで、その後の戻り高値が、2019年4月23日の26,656ドルで、戻り幅は、4,864ドルでした。
つまり、直接メリットを受けない日本株は、アメリカ株への追随率は50%から60%位と考えた方がよく、日本株へ直接メリットが出る様な材料が欲しい状況の様です。
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