2016年8月9日の日本経済新聞の記事によると、日銀の追加金融緩和と7月の米雇用統計が上振れした事により、
●外国人買い
大和証券の家入直希さんによると、外国人は、年初からイギリスがEU離脱を決めた6月24日までに、日本株を約6兆円売り越していたので、円相場次第では、外国人から6兆円の買い戻しが入る可能性があるとの事です。
●自社株買い
2015年度の自社株買いは、5兆3131億円(アイ・エヌ情報センター集計)だったが、16年度はさらに増えるとの見方があるそうです。
●日銀によるETF買い
日銀は、日経平均への寄与度が大きい銘柄をETF(上場投資信託)により、年間6兆円購入する予定。
上記の合計で、最大18兆円日本株が買われる事になるそうですが、更にGPIFなどの公的年金の買いも入ると思われるので、大きなショック等がなければ、今後の日本株の上場に期待がもてるかもしれません。ただ、大きなショックは、8月から9月位に発生する事が多いそうなので、注意が必要です。
下記の日銀のサイトを見ると、8月9日は、「設備投資および人材投資に積極的に取り組んでいる企業を支援するためのETF」のみ12億円購入されたそうです。
指数連動型上場投資信託受益権(ETF)および不動産投資法人投資口(J-REIT)の買入結果