相場師朗の株塾:ボックス相場の対応 

2017年12月19日の相場師朗の株塾で、相場師朗さんが、下記の内容について話されてました。

ボックス相場の場合に大切なのが、上限及び下限を予測する事で、移動平均線よりも、上限下限を優先した方が良いそうで、例え、上限下限間に、移動平均線が挟まっていても、移動平均線よりも、上限まで上げて、下限まで下げると言う事を、把握しておく必要があります。

ボックス相場の場合は、上昇して、ロウソク足が、陽線、陽線で上がって行っても、上限に達したら一度切る必要があるそうで、その上限を抜けたら、また買い直せば良いそうです。

そして、逆に陰線で下げて行って、下限まで行ったら、例えその下限で、ロウソク足が陰線で下落しそうでも、一度切る事が、基本中の基本だそうです。

日経平均株価の2017年11月19日近辺の日足チャートを見ると、2万3,000円まで上昇して、ロウソク足は、上ひげが長く、陰線(赤色の丸)になっているので、基本的には、ここで打診売りを入れて、その後株価が下がり、今まで触った事のない20日移動平均線に陰線(青色の丸)で踏んで、尚且つ、その陰線の下には、2万2,000円と言う節目があるので、基本としては、一旦、下げが止まる可能性があるそうです。

●下記は、2017年11月19日近辺の日経平均株価の日足のチャートです。

その為、そこで、2,000株買いを入れて、通常であれば、20日移動平均線に初めて触ったので、その後株価は、上がるはずで、翌日、5日移動平均線と、20日移動平均線を、ロウソク足(オレンジ色の丸)が超えましたが、陰線が出ているので、この場合は、勢いが弱い状況の様です。

そしてもし、ここのロウソク足(オレンジ色の丸)で、ボックス圏だと判断できれば、ここで一度買いを切った方が良い様ですが、ここでは、まだボックス圏だと判断できません。

しかし、一度下げて、5日移動平均線と、20日移動平均線の上にロウソク足が出たので、2万3,000円まで上がりそうですが、いきなり、陰線が出てしまったので、ここでの対応は、今後の予想が付かないので、一度切った方が良いそうです。

2万2,000円まで株価が下げて、陰線で、2万2,000円の節目を踏んで、その翌日には、陽線が出ているので、強い証拠ですが、その翌日には、すぐ陰線が出ているので、それほど強くない事が伺えます。ここで、再度下がると言う不安を感じて、ボックスになる可能性を考えます。

その後は、陰線で横ばいなので、ここでは、売買をせずに我慢をするそうで、その後陽線(緑色の丸)が出たので、1,000株買いを入れて、その翌日には、陰線が出てしまったので、ここで、膠着状態と言う事に、気づく必要があります。

そして、ここでの対応は、様子見で、この膠着状態に気づかないと、買えば株価は下がり、売れば株価が上がると言う、右往左往してしまう事になります。

再度、陽線(ピンク色の丸)で買いを入れますが、翌日には、2万3,000円位まで上昇して、ロウソク足が陰線になってしまったので、上限に来たと思い、持っている買いを切る必要があります。

その後、ロウソク足が陰線(黄色の丸)で、初めて20日移動平均線を、割ってきたので、売りを入れてみても、そのすぐ下には、2万2,000円の節目があるので、翌日、陽線で、再度20日移動平均線に戻ったので、ここでは、売りを切る必要があります。

そして、翌日、5日移動平均線と、20日移動平均線を、ロウソク足が陽線で超えたので、再度買いを入れますが、すぐ上に、2万3,000円の節目があるので、次に2万3,000円に当たったところで、欲を出さずに、持っている買いを切った方が良い様です。
その後、2万3,000円位まで上昇して、陰線が出たら、上限なので売りを入れます。

この様に、ボックス相場の場合には、しょぼいトレードしかできないそうです。

そして、この状況を回避するには、週足を見る事で、週足チャートを見ると、ロウソク足が横ばい状況になっていて、ほとんど動いていません。ロウソク足が、小さく横に並んでいる時は、買い又は売りを入れてしまうと、しょぼいトレードになってしまうので、週足を見て、株価が上昇してきて、又は、株価が下落してきて、ロウソク足が、小さいコマで、横に並んでいる時は、この横並びを上下に抜けてから、売買をすると、この様にしょぼいトレードになる事は無いそうです。

結論としては、週足が、2週位横ばってしまった時は、早めに雰囲気の悪さを把握して、労多く益なしと言う事で、売買しな方が良いそうです。ただ、同じ時期でも、トレンドが出ている銘柄はあるので、そのトレンドが出ている銘柄をトレードした方が良いそうです。

私が作成した図が見にくい場合は、ご自身が契約されている証券会社のチャート分析ツールでご確認下さい。

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楽天証券のマーケットスピードを使用しているが移動平均線が、沢山表示できなかったり、20日移動平均線が、25日移動平均線になっている場合には、マーケットスピードの画面右上の環境設定をクリックして、その後プロパティ1を選ぶと、日足、週足、月足の日数の変更が可能です。それぞれ、5本まで表示できます。

相場師朗さんのオススメは、5日移動平均線、20日移動平均線、60日移動平均線だそうです。理由は、5日移動平均線は、1週間の取引、20日移動平均線は、一ヶ月の取引、60日移動平均線は、3ヶ月の取引となるので、切りが良いところを利用しているそうです。

    



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