2018年9月21日の東京マーケットワイドで、大和証券 シニアテクニカルアナリストの佐藤光さんが、下記の内容について話されていました。
時期的に、9月末は、日経平均株価は、下落する事が多いそうで、過去9年間の9月末の最終5営業日の騰落幅を見ると、9年のうち、7年下落していて、この下落幅には、中間配当落ちによる下落分も含まれているので、それだけでも株価は下がりやすくなりますが、日経平均株価は、配当落ちによる下落分を上回って、下落している事が多いとの事です。
2015年には、-682.06円も下がっていますが、それ意外の年も200円から300円位下がっている事も多く、今回の権利配当落分は、150円から160円位と考えられ、足元では、これだけ配当性向(会社が事業によって得た利益をどのくらい株主に還元しているかを表す指標)が高まってきている中での150円から160円位なので、過去の日経平均株価から見ると、今年の権利配当落分よりは小さい幅なので、その権利配当落分よりも株価が下げっていたのが、9月末の日経平均株価の状況です。
しかし、9月末から年末までの騰落幅を見ると、株価は、非常によく上がっている事が多く、過去6年は、千円以上、そして、去年一昨年は、二千円以上上昇しているので、例え、9月末に株価が下がったとしても、年末に向けては、大きく上昇する事も多いので、9月末は、良い株の買い場となる可能性も高いそうです。
■日経平均株価の各年9月末と、その後の年末までの騰落幅
●2009年の9月末の最終5営業日の騰落幅は、-237.31円、そして、9月末から年末までの騰落幅は、+413.21円
●2010年の9月末の最終5営業日の騰落幅は、-196.97円、そして、9月末から年末までの騰落幅は、+859.57円
●2011年の9月末の最終5営業日の騰落幅は、+140.03円、そして、9月末から年末までの騰落幅は、-244.94円
●2012年の9月末の最終5営業日の騰落幅は、-239.84円、そして、9月末から年末までの騰落幅は、+1,525.02円
●2013年の9月末の最終5営業日の騰落幅は、-286.62円、そして、9月末から年末までの騰落幅は、+1,835.51円
●2014年の9月末の最終5営業日の騰落幅は、-32.38円、そして、9月末から年末までの騰落幅は、+1,277.25円
●2015年の9月末の最終5営業日の騰落幅は、-682.06円、そして、9月末から年末までの騰落幅は、+1,645.56円
●2016年の9月末の最終5営業日の騰落幅は、-304.18円、そして、9月末から年末までの騰落幅は、+2,664.53円
●2017年の9月末の最終5営業日の騰落幅は、+59.83円、そして、9月末から年末までの騰落幅は、+2,408.66円
残念ながら、佐藤光さんの動画は、下記の動画一覧では、見ることはできません。通常は、東京マーケットワイドの金曜日の14時位からライブで見ることができます。または、14時以降でも、2時間位は、時間を戻して再生する事も可能です。
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