2018年8月10日の東京マーケットワイドで、大和証券 シニアテクニカルアナリストの佐藤光さんが、下記の内容について話されていました。
足元の相場は、上値が重くなっていますが、8月の前半は、近年では日本の株価は軟調な事が多いそうで、その動きを再現する様な状況の様です。
目先の状況としては、米中貿易戦争を懸念した動きとして、8月23日には、米中双方の140億ドルの追加の関税実施の動きがあり、その前の8月20日から23日までには、アメリカは、中国に対して、2,000億ドルの追加関税に対する公聴会が開かれるそうなので、米中貿易戦争の話題は、8月23日まで出やすいそうです。
前回の日経平均株価のボトムとなった7月5日の翌日の7月6日が、米中双方の関税の適用日で、それが、一つのきっかけとなり、その後株価が上昇したので、8月20日から23日位までは、引き続き株価下落の注意が必要の様です。
ただし、そこが終われば、ダメ押しが終わって、基本的には、次の上昇局面に入る事が期待できるそうです。
8月は、日経平均株価が安くなる事が多いのですが、8月の安くなった押し目で日経平均(ETF)を買い、その後、年末までその株を持つと、過去15年での上昇確率が、13勝2敗と非常に高いですし、そのうち9回は、10%以上と非常に大幅な上昇となっているとの事です。
■8月の安値から年末までの日経平均株価の騰落率
●2003年は、+15.2%
●2004年は、+7.5%
●2005年は、+36.9%
●2006年は、+13.7%
●2007年は、+0.2%
●2008年は、-30.1%
●2009年は、+3.4%
●2010年は、+15.9%
●2011年は、-2.0%
●2012年は、+21.5%
●2013年は、+22.1%
●2014年は、+18.1%
●2015年は、+6.9%
●2016年は、+18.8%
●2017年は、+17.6%
そして、年末まで持たなくても、9月末までの短期を見ても、8月の安くなった押し目で日経平均(ETF)を買うと、12勝3敗と、こちらも非常に上昇確率が高いので、8月相場は、押す場面が出てくるかもしれませんが、押し目で買っておけば、早ければ9月末、遅くても年末までには報われる可能性が高い様です。
■8月の安値から9月末までの日経平均株価の騰落率
●2003年は、+10.3%
●2004年は、+1.3%
●2005年は、+15.4%
●2006年は、+6.4%
●2007年は、+9.9%
●2008年は、-11.1%
●2009年は、-0.7%
●2010年は、+6.2%
●2011年は、+0.8%
●2012年は、+3.7%
●2013年は、+8.4%
●2014年は、+9.4%
●2015年は、-2.4%
●2016年は、+2.3%
●2017年は、+5.2%
残念ながら、佐藤光さんの動画は、下記の動画一覧では、見ることはできません。通常は、東京マーケットワイドの金曜日の14時位からライブで見ることができます。または、14時以降でも、時間を戻して再生する事も可能です。
尚、ライブで見る場合は、無料の会員登録が必要です。
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