日経平均株価は、8月13日から24日までに大底? GOGOJUNGLE マーケット・ストラテジー

2018年8月10日のGOGOJUNGLE マーケット・ストラテジーで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。

8月13日の終値は、3ヶ月(60日)移動平均線及び200日移動平均線を下回っていて、今までは、200日移動平均線を下回っても、1日又は2日で戻っていて、200日移動平均線は、上昇中だったので問題なかったそうですが、このまま、2万2,300円レベルで、8月24日まで推移してしまうと、200日移動平均線が下向きになってしまうので、2万2,500円を超えていない限りは、株価は、下落傾向になってしまうそうです。

そして、200日移動平均線の下向きの状況は、2016年になったそうですが、これは株価の長期低迷の象徴だそうなので、今後2万2,500円を超えるかが重要となるそうです。

8月12日には、5日移動平均線と、20日移動平均線が、デットクロスしていて、ゴールデンクロスは、3週間位しか続いていなかったそうで、このデットクロス期間中に、日経平均株価は、安値を付ける事は、間違いはないので、この下げは、1ヶ月位は、継続すると考えられる様です。

ここで重要となるのが為替相場で、今は、ユーロ安ドル高なので、本当は円安になっても良いはずですが、ユーロ円で円高になっている為、円も買われていて、ドル円相場の20日移動平均線が、8月7日にピークアウトしていて、ドル安円高の方向に向かい出しているそうです。

このドル円相場の20日(1ヶ月)移動平均線が、下向きの時には、海外投資家は、必ず日本株を売っている様です。

その典型的な例が、今年の1月第二週にドル円がピークアウトして、3月30日まで、約3ヶ月下を向いていた時で、この間、海外投資家は、現物と先物を合わせて、9兆3,000億円売っていた事により、日経平均株価は、2万円ギリギリまで売られてしまいました。

先々週まで、3週連続で日本株を買っていた海外投資家が、その後売り転換していますので、もし、ドル円が110円を切る様な事があれば、日経平均株価は、2万2,000円を割ってくるそうで、円高の水準次第では、日経平均株価は、もう少し下の水準まで、下落してしまう可能性もあるとの事です。

尚、株価の大底圏でしか起こらないテクニカル指標があり、その1つ目が、売り圧力の代表である空売り率で、この空売り率の5日平均が、43%を超えている時は、底値に近いそうです。
空売り比率 日経平均比較チャート

もう一つが、新安値数と、新高値数の関係で、通常株価が上昇している時には、新高値数が、新安値数よりも多いですが、株価が下落している時は、新高値数よりも、新安値数が多くなり、この新安値数の5日平均が、多い状態が続いている時に、日経平均株価は、安値(大底)を付けるので、8月13日から24日までに大底を付けると考えられるそうです。

空売り率の5日平均が、43%を超えるのは、今年これまでで、45営業日位起こっているそうで、今年の空売り率の平均は、7月までで、41.8%だそうで、これは、史上最高だそうです。

今年の空売り率の平均が41.8%と言う事は、海外投資家は、ソフトバンクや、ファーストリテイリングなどを買ったりはしていますが、他に買う株があまり無いと考えている様です。

今は、市場全体の3分の1位の企業のPBR(株価純資産倍率)が、1倍割れとなっていて、このPBRの1倍割れは、市場がその企業の経営者を評価していないと言う事で、PBRの1倍割れがたくさんあるマーケットでは、PER(株価収益率)が上がるわけがないそうです。
日経平均PER PBR 日経平均株価適正水準

2015年の年間平均の空売り率は、37%から38%位で、その時の日経平均株価のPERは、16倍で、今年は、PERが13倍位が6ヶ月も続いているので、それを認めないといけないそうです。その為、14倍から16倍のレンジに戻ると考えるシナリオは、ありえないそうです。

最悪でも、9月始めまでには、日経平均株価は、今回の安値を付けるそうで、今年後半の最初で最後の買い場になるかもしれないそうです。
 

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