2018年12月5日のNewsモーニングサテライトで、みずほ証券の中島三養子さんが、下記の内容について話されていました。
目先は、12月14日にメジャーSQ(先物取引とオプション取引の決算日が重なった日の事)を控えているので、戻り売り圧力に押されやすいそうです。
その前に意識されるのが、長期投資家のコストと言われる1年の平均の52週移動平均線(2万2,456円)で、足元は、この水準の2万2,500円前後で上げが、一服となっている状況です。
また、この水準は、今年の売買が重なったボリュームゾーンとも重なっていて、更に、10月高値から安値の半値戻し水準(2万2,710円)や、2017年末の2万2,764円とも重なります。
仮に、この水準を上回ると、日経平均株価は、7年連続高が見えてくる様です。
2010年から2017年の日米株の過去8年間の10月から12月の騰落率を見てみると、下記の様に、すべてプラスとなっていますが、今年の日経平均株価は、10月に大きな下落をしていて、11月には、小幅に反発となっていました。
●2010年から2017年の8年間のニューヨーク・ダウの平均は、10月は3.3%上昇、11月は1.8%上昇、12月は1.7%上昇
●2010年から2017年の8年間の日経平均株価の平均は、10月は3.3%上昇、11月は4.4%上昇、12月は2.3%上昇
●2018年のニューヨーク・ダウの平均は、10月は5.1%下落、11月は1.7%上昇、12月は?
●2018年の日経平均株価の平均は、10月は9.1%上昇、11月は2.0%上昇、12月は?
今後は、OPEC総会、イギリスのEU離脱の審議、アメリカFOMCなどのイベント警戒の売りが一巡すると、買い戻しが入りやすくなると考えているそうです。
足元で、縮小している東証一部の売買代金が復調すれば、掉尾の一振(年末株高)になる事も、考えられるとの事でした。