60日移動平均線が上向き及び下向きの場合の株価:マーケットアナリスト荒野 浩さんの意見

2018年6月26日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。

今は、調整相場になっている様ですが、瞬間で、3ヶ月(60日)移動平均線を下回っても、それほど問題は無いそうですが、もし、3ヶ月(60日)移動平均線を、4日から5日位下回ってしまうと、明らかに調整相場が長引くそうで、2万3,000円が遠くなってしまうそうです。

尚、6月27日の日経平均株価の3ヶ月(60日)移動平均線は、22350.20円のところにあり、終値は、22,271.77円と、3ヶ月(60日)移動平均線を割っています。

そして、200日移動平均線も、22063.88円のところにあるので、この200日移動平均線も下回ってしまうと、長期の移動平均線が、いずれは、下向きに転じる可能性が出てくるので、6月25日及び、7月2日の週が、また株価が戻りを試す展開になるかの分岐点だそうです。

■60日移動平均線が、下向きの時は売り圧力が強まる!! 尚、空売り比率と、日経恐怖指数は、5日平均です。
●2018年2月14日、日経平均株価のザラ場安値20,950円、円の高値106.72円、PBR1.20倍、空売り比率45.0%、日経恐怖指数31.77
●2018年3月5日、日経平均株価のザラ場安値20,937円、円の高値105.35円、PBR1.18倍、空売り比率44.5%、日経恐怖指数24.60
●2018年3月26日、日経平均株価のザラ場安値20,347円、円の高値104.63円、PBR1.16倍、空売り比率45.4%、日経恐怖指数23.40

60日移動平均線は、中期的な移動平均線なので、この60日移動平均線が、下向きの時には、売り圧力が強まり、今の状況から行くと、7月下旬には、この60日移動平均線が、下向きになってしまうそうです。
60日移動平均線が、下向きの時は、円高で、売り圧力が強いので、空売り比率と、日経恐怖指数(ボラティリティ)が高くなっています。

■60日移動平均線が、上向きの時は底堅い!! 尚、空売り比率と、日経恐怖指数は、5日平均です。
●2018年5月30日、日経平均株価のザラ場安値21,931円、円の高値108.35円、PBR1.21倍、空売り比率43.3%、日経恐怖指数16.51
●2018年6月20日、日経平均株価のザラ場安値22,167円、円の高値109.85円、PBR1.23倍、空売り比率40.8%、日経恐怖指数16.81

上記の60日移動平均線が、上向きの時のデータを見ると、円高が108円位までで止まっているので、それほど売り圧力が強くなく、日経恐怖指数(ボラティリティ)も、低位で安定していた様です。

その為、60日移動平均線の傾きが、上向きで、ドル円の水準がそこそこ(1ドル108円以上)を保っていれば、株価の底は浅くなるそうです。

尚、6月27日22時位のドル円は、110.20円位で、空売り比率43.5%、日経恐怖指数18.80ですので、今後、ドル円の動きと、空売り比率及び日経恐怖指数の動きに注意が必要の様です。

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