2018年6月12日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。
先週の金曜日の6月8日に日経平均株価は、下落しましたが、今週は、アメリカFOMCなどの様々な大きなイベントがあるのに、月曜日の昼位から、先物買いと、円売りで、仕掛けの買いが入った様で、昼休みから、突然円安に動き出した様です。
しかし、様々なテクニカル指標を見ていると、日経平均株価は、22,000円から千円近く戻りましたが、騰落レシオは、まだ90%台で、他の指標を見ても、上昇基調には入っていない様で、株価だけ上昇しているそうです。
ただし、先週は、5日移動平均線と、20日移動平均線がゴールデンクロスしたり、3ヶ月(60日)移動平均線も上向きに転じている様で、値段を上げたい人が、買いを入れて、日経平均株価は上昇しそうな状況にはなっている様です。
東証一部の新高値数などを見ても、それほど上昇していないので、違和感はある様ですが、下値は固いので、明らかに、戻り売りよりも、押し目買いを入れた方が良いとの事です。
今後、上値をトライするかは、ドル円相場を見ておけば良いそうで、以前のドル円高値(円安)の111.39円を、超えてくる様であれば、日経平均株価が、23,500円位まで上昇する可能性もあるそうです。
6月11日には、新高値数は、109(尚、6月12日も122と増えました)と、100を超えましたが、日経平均株価が、23,000円を超えて、23,500円位まで行く為には、この新高値数が、150から200へと増えて、個別銘柄への物色が進まないと、株価の天井は高くならないとの事です。
2016年以降で、日経平均株価の3ヶ月(60日)移動平均線が、連続して上向きであった期間は、下記の4回ですが、下記の合計322日で、株価の終値が、60日移動平均線を下回ったのは、たったの7回で、2.17%だった様です。
●2016年8月26日から2017年3月17日までの136日間で、株価の終値が60日移動平均線を下回ったのは5回
●2017年4月25日から2017年8月3日までの68日間で、株価の終値が60日移動平均線を下回ったのは1回
●2017年9月15日から2018年2月5日までの93日間で、株価の終値が60日移動平均線を下回ったのは1回
●2018年5月7日から2018年6月11日までの25日間で、株価の終値が60日移動平均線を下回ったのは0回
その為、3ヶ月(60日)移動平均線が上向きの場合は、そこが岩盤となり、それ以上株価が下落する事は、あまりないそうです。
そして、3ヶ月(60日)移動平均線は、5月の連休直後に上向に転じていて、5月30日に一度、22,000円ギリギリまで行った時に、ザラ場では下回りましたが、終値では、3ヶ月(60日)移動平均線を下回らずに、今回の底値になっています。
今の水準で、日経平均株価が推移すれば、3ヶ月位は、3ヶ月(60日)移動平均線は、上向きのままですし、22,100円位まで下がった3ヶ月(60日)移動平均線は、今後22,500円位まで上がる可能性があるので、下値の不安は、ほとんどない様で、株価もどんどん切り上がってくるとの事です。
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