2019年8月27日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。
日本株は、現在底値圏にあるので、下値抵抗力はある様ですが、もしこの下値抵抗ラインを壊すとすれば円高で、2016年以降は、年間の円の高値時が、株価の安値時と重なっているとの事です。
その為、今後のトランプ大統領の発言次第ではありますが、ドル円が104.44円の円高で、日経平均株価の終値が20,261円だった8月26日が年間の円高時となった可能性もあるそうですが、今後104円を切らないと言う保証はどこにも無いので、もし、ドル円が103円台になった時には、PBRが1倍を割れ、日経平均株価が2万円割れとなる可能性もある様です。
■2016年から2019年までの円高時のデータ
●2016年上半期の円の高値が6月24日の99.00円で、日経平均株価のザラ場の安値が14,864円で、下半期の円の高値が9月27日の100.08円で、日経平均株価のザラ場の安値が16,285円でした。
トランプショック(トランプ大統領当選)で株価は、1,000円安となり、11月9日に101.20円で、日経平均株価はザラ場で、9月27日の安値を切り、16,111円の下期の安値となりました。
●2017年上半期の円の高値が4月17日の108.13円で、日経平均株価のザラ場の安値が18,224円で、下半期の円の高値が9月8日の107.32円で、日経平均株価のザラ場の安値が19,239円でした。
●2018年上半期の円の高値が3月26日の104.63円で、日経平均株価のザラ場の安値が20,347円で、下半期の円の高値が12月26日の107.32円で、日経平均株価のザラ場の安値が18,948円でした。
●2019年上半期の円の高値が1月3日の104.87円で、下半期の円の高値が8月26日の104.44円で、日経平均株価の安値が20,261円でした。
特殊な例としては、2016年のトランプショックがありますが、それ以外の年は上記の様に、円の高値時が、日経平均株価の安値時と重なっていて、2019年は、1月3日に円の高値の104.87円を付けましたが、2018年12月26日から2019年1月3日までを一連の流れと捉えるのであれば、2019年上半期の安値は、2018年年末の日経平均株価18,948円からの戻りとなり、円の高値が、日経平均株価の安値の法則に当てはまる事となります。
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