2019年4月11日のGOGOJUNGLE マーケット・ストラテジーで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。
日本株が上昇する為には、海外投資家が、連続で買い越す事、想定以上の円安になる事、そして、今、ネガティブに思われている業績がポジティブに変化する事だそうです。
但し、今は、この3つの状況は発生しないそうで、この3つのシナリオが考えられないので、株価がどんどん高値を取っていくシナリオは、考えられない様です。
そして、日経平均株価が、2万2,000円を超えるには、アメリカ株が高値を取ってくるシナリオしかないとの事です。
日経平均株価は、2019年3月4日に高値を付けた後、1ヶ月半位は、ほとんどレンジ相場になっていて、この過程の中で、終値ベースの高値が、2万1,807円で、安値が2万977円なので、830円の動きとなっています。
今年に入ってからの1日の平均売買代金は、約2.2兆円で、時価総額が一回転するには、約2.5兆円必要なので、約2.2兆円の売買代金では、株は上がらないそうで、株価が上昇するには、一回転する様な、約2.5兆円以上の売買代金が必要だそうです。
今の閑散小動き相場を打破する様なエネルギーも無いそうで、日本では、10連休を控えているし、日本株固有の先高感を持てないので、投資家は、ポジションを持って連休を迎える事は、考えていない様です。
しかし、今は、下値は上値以上に硬いそうで、2万1,200円位が下値支持線となっていますが、売りを入れても、利益が取れないので、待ち状態となっているそうです。
今後日本企業の決算発表が始まりますが、いつでも慎重な見通しを出す企業が多い中で、円高リスクがある今の状況では、景気の良い見通しを出す企業は無いと考えれるとの事です。
10連休の間の株価ですが、現在は、閑散小動き相場となっているので、上値も重いですが、下値も硬いので、よほど悪い材料が無い限りは、下値を叩く様な売りは出てこないそうです。
そして、今回の連休は日数が長いので、売り方には、逆日歩がかかる可能性もあるので、売りポジションを持って連休を迎えたくないそうで、基本シナリオは、株価はあまり動かない可能性が高いそうです。
今後は、プロ投資家や、セミプロの投資家の方々は、これからポジションを取る様な事をしないと考えられるそうで、持っている株を処分するか、売りポジションの株を買い戻しを行う2週間となるので、個人投資家で、今ポジションを持っていない方は、株を持たずに、連休を楽しむ事を考えた方が良い様です。