日経平均株価の下げ止まりの目処は? ザ☆スマート・トレーダーPLUS

2018年12月20日のザ☆スマート・トレーダーPLUSで、IFTA国際検定テクニカルアナリストの福永博之さんが、下記の内容について話されていました。

日経平均株価の下げ止まりの目処を考える場合に、どこを起点とするかにつながるそうで、過去にさかのぼって見た時に、安値は2つ考えられるそうです。

短期的な上昇及び下落を除いて、記録的な上昇の波で見ると、直近の安値は、トランプ大統領が誕生した2106年11月で、この時の安値をフィボナッチ・リトレースメントで取ると、16,111.81円で、ここから10月の高値の半値押し水準は、今日の安値に近い20,279.94円で、今日のザラ場安値が20,282.93円なので、3円位の違いとなります。

一旦は、この半値押しの20,279.94円が大きな目安となるそうですが、もし、この水準を割り込んでしまうと、テクニカル的には、次は61.8%押しと言う事となり、その場合の値は、19,296円です。

今年の3月の安値20,347円を切ってしまう事は、非常に重要な事でしたが、実際に今日割り込んでしまた為に、半値押し水準の20,279.94円で止まらないと言う事になると、12月中に日経平均株価は、2万円割れの水準まで、下落してしまう可能性もある様です。

そして、もう一つ基準になるのが、2106年6月のイギリスのブレグジットの選挙のところで、この時の株価は14,864.01円と、15,000円割れとなりますが、10月の高値の38.2%押しと言うのが、20,786.96円で、2018年3月の終値ベースの安値の38.2%押しも20,786.96円でしたが、この数値は今日あっさりと割り込んでしまった様です。

その為、次の水準は、半値押し水準となりますが、半値押しの株価は、19,656.04円となり、こちらも2万円割れの水準で、この様に19,500円前後に、61.8%押しや、半値押し水準が存在しますが、それぞれの起点が違う事で、水準が異なってくるそうです。

中期的なトレンドで見ると、高値切り上げ、安値切り下げとなっているので、拡大波動になっている様で、拡大波動になると、レンジ相場に入ってしまう可能性があるそうで、高値を抜くにもエネルギーが必要で、今月の終値が重要だそうですが、逆に安値を抜くにもエネルギーが必要となります。

ファンダメンタルズは、PERが12倍台割れとなっていて、昨日は、11.8倍位まで下落しているので、本来であれば、買いが入ってきてもおかしくない水準だそうです。

日経平均PER PBR 日経平均株価適正水準

1月から3月の第四四半期の企業業績は、減益となったとしても、小幅と考えられていて、大幅な減益となる様な事は、見込まれていないので、現状のPERの水準は、割安と考えられますが、PERの11倍から12倍が壁になってくると、市場は、来期は減益になると、見ている様です。

その為、足元でいくらPERの水準が割安だと言っても、結果的にマーケットが、正しいかどうかはわかりませんが、今の下げの勢いや、株価の水準を見ていると、PERの12倍台が割高になってきてしまう事も考えられ、ファンダメンタルズに対する考えを、修正しなければいけない状況になってくるので、割安割高では判断できない何かこの先に、経済が悪くなる問題を、マーケットは、予測しているとの事です。

もし、明日株価が戻れば、株価の下落は、一時的に終わり、問題は無い様ですが、今年の3月の安値20,347円を割ったと言う事実には変わらないので、トレンドが変わったと判断する必要がある様です。

但し、マーケットは、いつも正しいとは言えない様で、行き過ぎてしまう事もあるので、判断は難しいですが、今後の下値の目処は、上記の内容となるそうです。

ザ☆スマート・トレーダーPLUS | ラジオNIKKEI

    



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