日経平均株価が高値を更新するのに必要な事:マーケットアナリスト荒野 浩さんの意見

2019年3月19日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。

2018年10月23日が日経平均株価の分岐点であった可能性が高い様で、この日を境にマーケットがガラッと変わってしまったそうです。
そして、10月23日に起こった事を全部解消しないと、日経平均株価は、高値を取れないとの事です。

尚、10月23日に起こった事は、下記の3つだそうです。
●終値が1年平均を下回った。(2018年の平均株価は、22,310円)
●日経平均株価のPERが、13倍を下回った。(2018年の平均PERは、13.20倍)
●ドル建て日経平均株価が、200ドルを下回った。(2018年のドル建て日経平均株価の平均は、202.09ドル)

日経平均PER PBR 日経平均株価適正水準
ドル建て日経平均 (日経平均 ドル換算)

上記の数値を下回ってから、それ以降は、全部の数値を超える事ができていません。

その為、これらの数値を上回る為には、企業業績がどこかのタイミングで、ポジティブに変わる必要があるそうですが、2018年4月から6月の日本の企業業績は非常に良かったので、4月から6月の決算までは、前年同期比で、減益になるのは確定の様です。

それ以外では、意外な円安または、海外投資家の日本株への連続買い越しなどがないと、上記の数値を超える事はできないそうで、これらの数値を抜けないと言う事は、日経平均株価が、2万2,000円を超えるとは、考えられないので、上値が重い様です。

ただ、今後は、3ヶ月移動平均線が上向きになって、上値の重さよりも、下値の硬さの方がまさる状況となるとの事で、何らかの変化が出てくれば、株価が上昇する可能性があるそうです。

しかし、4月から6月まで日経平均株価は、今のままの水準に留まってしまう可能性もある様で、2018年5月21日に日経平均株価は、高値を付けましたが、その後高値を抜いたのは、9月の中旬だったので、4ヶ月位同じくらいの水準となっていました。

その為、今回も3月4日に付けた2万1,800円の水準を超えられずに、昨年と同じ様なパターンとなってしまう可能性もあるそうです。

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