2017年4月4日の「日経プラス10」で、松井証券 営業推進部 シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎さんが、下記の内容について話されてました。
トランプ相場以降の東証一部の業種別騰落率で見ると、下記の通りです。
●証券業 トランプ大統領当選から1ヶ月間の上昇率は、46.7%で、2017年3月以降は、-8.7%
●銀行業 トランプ大統領当選から1ヶ月間の上昇率は、38.3%で、2017年3月以降は、-8.6%
●鉱業 トランプ大統領当選から1ヶ月間の上昇率は、38.0%で、2017年3月以降は、-2.6%
●海運業 トランプ大統領当選から1ヶ月間の上昇率は、37.2%で、2017年3月以降は、-7.4%
●保険業 トランプ大統領当選から1ヶ月間の上昇率は、36.4%で、2017年3月以降は、-8.6%
証券業、銀行業が上昇したのは、トランプ大統領から金融緩和の話があった事で、公共投資を拡大するという話があったので、鉱業、海運業が大きく上昇した様です。
●小売業 トランプ大統領当選から1ヶ月間の上昇率は、7.7%で、2017年3月以降は、-1.2%
●サービス業 トランプ大統領当選から1ヶ月間の上昇率は、6.2%で、2017年3月以降は、0.0%
●水産・農林業 トランプ大統領当選から1ヶ月間の上昇率は、5.3%で、2017年3月以降は、0.1%
●医薬品 トランプ大統領当選から1ヶ月間の上昇率は、4.1%で、2017年3月以降は、-1.7%
●食料品 トランプ大統領当選から1ヶ月間の上昇率は、0.6%で、2017年3月以降は、1.3%
医薬品や、食料品は、トランプ大統領の影響をあまり受けなかった様です。
そして、2017年3月以降の騰落率を見てみると、トランプ相場で、大きく上がった業種ほど、下落が激しくなっていています。
足元の株価は、下落していますが、下げている要因は、トランプラリーで、大きく上がった業種が下落しているのが大きな要因の様です。