2016年7月1日の東京マーケットワイドで、大和証券投資戦略部 シニアテクニカルアナリストの佐藤光さんが、下記の内容について話されてました。
普通は、1月から6月は株価が高い事が多いが、今年は、6月まで厳しい相場が続き大幅マイナスになってしまったが、この様な年は、過去の統計を見ると、7月以降、株価上昇の期待が持てるのではないかと言う事が下記の結果からうかがえる。
●日経平均株価の7月の騰落率が高かった年の上位4番目までを見ると、1月から6月が大幅にマイナスだった時期が多い。
1995年 1月から6月は、-26.4%だったが、7月は、+14.9%で、8月も+8.6%だった。
1950年 1月から6月は、-21.6%だったが、7月は、+13.3%で、8月も+17.4%だった。
1953年 1月から6月は、-4.5%だったが、7月は、+11.5%で、8月も+6.0%だった。
1973年 1月から6月は、-10.2%だったが、7月は、+7.8%で、8月も-3.2%だった。
そして、7月に日経平均株価が大幅上昇した年の8月も同様に日経平均株価は上昇する事が多い。つまり、サマーラリーになる事も考えられる。
●そして、今度は1月から6月の日経平均株価の騰落率のワースト5は、
1992年 1月から6月は、-30.6%だったが、7月から8月は、+13.2%で、7月から12月は+6.1%だった。
1995年 1月から6月は、-26.4%だったが、7月から8月は、+24.8%で、7月から12月は+36.9%だった。
1950年 1月から6月は、-21.6%だったが、7月から8月は、+32.9%で、7月から12月は+18.3%だった。
2016年 1月から6月は、-18.2%だった。
1990年 1月から6月は、-17.9%だったが、7月から8月は、-18.7%で、7月から12月は-25.3%だった。
1965年 1月から6月は、-12.9%だったが、7月から8月は、+18.4%で、7月から12月は+33.7%だった。
今年は、1月から6月は、-18.2%だったので、ワースト4位に入っている。そして、過去のワースト5のうちの4回は、7月から8月及び7月から12月で、1月から6月の下げをカバーするほど上がっている事が多い。今の状況から考えると、日経平均株価が19,000円に戻ると考える人は誰もいないと思うが、過去の例から見ると、決して珍しい事ではないという事がわかるそうです。
stockvoice動画一覧 – YouTube
TOKYO MX * 東京マーケットワイド