2018年9月26日の日経モーニングプラスで、BSジャパン解説委員の豊嶋広さんが、下記の内容について話されていました。
日経平均株価の上昇率は7日間で、6%近く上昇して、世界の株価と比べても、強さは際立っていますが、これまで売り越し基調であった海外投資家が、9月の第三週になって、突如買いに入ってきた様で、貿易戦争については、先行きがまだ読めない状況ですが、決まってから買うのでは遅いと言う事で、先回り買いが入ったとの事です。
そして、東証一部の売買代金を見ても、3兆円を大きく超えてきているので、水準が変わってきた様で、国内勢もマーケットに、参加してきているそうです。
株の場合には、買った日から3営業日後に決済されると言う決まりがあるので、9月28日金曜日が、中間期末の配当をもらう最終日なので、9月25日が株式配当をもらえる権利付きの最終売買日でした。
そして、26日は、権利落ち日でしたが、配当の権利落ち日になると、配当分を差し引いた株価が、実力値となります。
日経平均株価全体で行くと、今回の配当落ち分は、160円前後と言われていて、26日のマーケットでは、このハンディーを跳ね返せるかが焦点となっていますが、過去5年の推移は下記の通りです。
■9月の配当落ち分を、埋めるのに要した日数
●2017年は、1日で、推計配当落ち分は、132円から134円
●2016年は、1日で、推計配当落ち分は、119円から120円
●2015年は、5日で、推計配当落ち分は、109円から110円
●2014年は、23日で、推計配当落ち分は、91円から93円
●2013年は、即日埋めで、推計配当落ち分は、79円から80円
2013年は、その日に埋め合わせていて、2016年、2017年も、9月末は、1日で埋め合わせていましたので、短期間で取り戻している事がわかります。
そして、推計の配当落ち分は、年々上がってきていて、今回も160円前後と言われているので、企業が増配に熱心に取り組んでいる事がわかります。
その結果として、配当を埋めるハードルは上がってきていると考えられますが、9月の下旬は、毎年日本株が強いと言われている事が、この様な短期間で配当落ち分を埋める結果として表れている様です。
尚、2018年は、推計配当落ち分の160円前後を、即日埋めました。