2018年9月18日のNewsモーニングサテライトで、岩井コスモ証券の林 卓郎さんが、下記の内容について話されていました。
配当利回りと、株価には大きな関係があるそうで、9月中間期の権利取りのタイミングを迎えていますが、日経平均株価の予想配当利回り2%ラインを見ると、先々週の下押し場面や、過去の下押し場面を見ても、この予想配当利回り2%ラインが、日経平均株価の下値支持として、機能している様です。
ここ数年の株主還元重視の姿勢もあり、着実に配当は増加してきているので、この予想配当利回り2%ラインも大きく上昇しています。
そして、現在の予想配当利回り2%ラインからみる日経平均株価の下値は、2万2,000円位なので、今後の下値目処として、注目できるとの事です。
配当利回りは、銘柄を選ぶ時にも、ポイントになるそうで、TOPIX500採用銘柄の過去10年の配当利回り水準別の年率換算の累積リターン平均のを見てみると、高利回りのグループの平均が、10%位株価が上昇しているのに対して、低利回り銘柄のグループでは、4%位しか株価が上昇していなので、高利回りのグループが明確に優位性を示しているそうです。
細かく見ると、この傾向は、株価の上昇局面でも、下落局面でも確認でき、長期に渡る観測でも、その特性が表れているそうなので、年末に向けても、高利回りの銘柄の優位性が、高くなる傾向があるのではないかと、考えているそうです。
配当利回り(会社予想):株式ランキング – Yahoo!ファイナンス