2019年3月25日のNewsモーニングサテライトで、クレディアグリコル銀行の斎藤裕司さんが、下記の内容について話されていました。
過去15年の4月の値動きは、まず、アメリカ株は13回上昇して、2回下落しています。そして、ドル円のボラティリティーは、15年中12回下落しているそうです。つまり、値動きは、3月と比べて、4月の方が小さくなっている様です。
その為、4月は季節的にリスクオンになりやすい環境にある様で、過去15年のドル円相場をみると、3月と4月の騰落はマチマチですが、ドル円の騰落は、15年中12回は、騰落が反対になっているとの事です。
過去15年のドル円相場は、3月にが上昇した年は、4月に下落した事が7回あり、逆に、3月に下落した年には、4月に上昇した事が5回ありました。
つまり、3月のドル円が上昇すれば、4月のドル円は、下落に転じる様で、逆に、3月に下落すれば、4月は、上昇に転じる事が、8割となる様です。
この要因は、新年度入りで、市場参加者が、益出しの為に、利益がのっている資産は売却したり、または、売り持ちで利益が出ている資産は、買い戻しを行うと考えられるそうです。
2019年はこのままいけば、3月は下落で、4月は上昇となりそうですが、ゴールデンウィークは、ドル円が下落しやすい経験則があるのと、特に2019年は、10連休と言う特殊事情があるので、それを考慮すると、ゴールデンウィーク前に、ドル売り円買いに、市場参加者が動くことが予想されるとの事です。
その為、今年は、これまでのマリーが崩れる可能性もある様です。