2018年7月17日のNewsモーニングサテライトで、大和証券CMアメリカのシュナイダー恵子さんが、下記の内容について話されていました。
貿易摩擦は、小康状態となっていますが、アメリカのマーケット関係者は、短期的には、貿易摩擦はエスカレートすると見られている様です。
トランプ大統領が、中国への強硬姿勢を打ち出した後の大統領支持率は、じわじわ上昇していて、これは、共和党の保守派が、将来、ハイテク産業の覇権を、中国に奪われる事を、脅威に感じているからの様です。
しかし、短期的にはエスカレートすると見られているのに、アメリカの株価が下がらない理由は、目先の企業業績が、今年は、20%の増益予想となっていて好調なので、貿易問題と綱引き状態で、持ち合いが続いている様です。
そして、株を売れない理由は、トランプ大統領は、中間選挙前に、対中外交で、勝利宣言をしたいはずなので、貿易戦争で被害の大きい中国も、対話に応じると見られていて、そうなると、貿易摩擦の懸念が後退して、一気に相場が上に行く可能性があるからだそうです。その為、この貿易問題は、短期戦と考えている様です。
ホリコ・キャピタル・マネジメントの堀古英司さんは、アメリカのマーケットの予想では、アメリカの企業業績は、年後半の第3四半期、第4四半期に向かって、25%から30%の増益を見込んでいる様で、これは、トランプ大統領の減税の影響が大きいそうで、具体的に減税の対策を企業が行い、それが出てくる決算となるので、今回の第2四半期の決算発表で、後半のガイダンスが出てくる様ですが、そこに注目した方が良い様です。