2019年1月18日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの中嶋健吉さんが、下記の内容について話されていました。
今日の前場は、日経平均先物に株価を押し上げる様な買いが入ったそうで、先物が、現物に対して、割安に動いているので、裁定の解消で、現物が売られてもいい状況の様ですが、現実のところ、現物の裁定残が、5,000億円まで、急減しているので、これ以上は、減らしようがないそうで、裁定の買いが積み上がって行っても、おかしくない様です。
裁定の売り残が、先物の裁定の買い残を、3週間連続で上回っている状況が続いていて、これは異常な状況の様です。
裁定の売り残が、裁定の買い残を、上回る事が起こったのは、1998年8月のロシア危機の時で、ロシアが債務超過となり、世界的な金融危機が広がったそうです。
そして、2016年9月は、トランプ氏が大統領になるかもしれないと言う可能性が出た時で、更には、北朝鮮が、5回目の水爆実験を行った事で、世界中で戦争が心配されて、嫌な感じがずっと続いていた様で、マーケットからは、投資家が一斉に手を引き始めた時だった様です。
これらの事を考えると、裁定の買い残は、減りすぎている様で、マーケットの状況が良くなれば、日本は、金利がゼロなので、裁定の買い残を高める事には、何も問題が無はなく、需給関係も悪くないので、裁定の買い残が積み上がって、株価の上昇につながる可能性がある様です。
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