2018年3月6日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。
2016年2月以降で、空売り比率の5日平均が、3週間以上続いた日は、下記が全てだそうで、40%を超える売りが過剰な売りだと考えているそうです。
●2016年2月9日から3月1日までの15日で、空売り比率の平均が41.0%、ドル円が113.26円、変動幅443円
●2017年3月31日から4月24日までの17日で、空売り比率の平均が41.4%、ドル円が109.95円、変動幅168円
●2017年8月14日から9月12日までの22日で、空売り比率の平均が41.3%、ドル円が109.42円、変動幅112円
●2018年1月30日から3月5日までの24日で、空売り比率の平均が43.6%、ドル円が107.72円、変動幅333円
上記のデータを見ると、今回は、期間が24日で、空売り比率の平均が43.6%と、一番長く、率も高いので、売りが残されてる株が、今までで一番多い状況で、もし、日経平均株価が、2日間位連続で、300円高位になれば、売り方が慌てて、売りを切ってくるそうです。
下落のきっかけは、ドル円の110円割れがでしたが、110円割れ位であれば、日本株への影響はほとんど無いそうですが、今回は、去年の高値を切って、108円より円高になってしまった事で、株価の大幅な下落が起きたそうです。
もし、105円を切ると、次は5円単位で動くので、100円をイメージする事となってしまいますが、108円、109円に戻れば、相場は落ち着くそうです。
日本株を買い戻すきっかけとしては、ドル円の戻り(円安)が考えられますが、価格変動そのものが材料にもなるので、大幅な値幅で、日経平均株価が上昇する事が重要だそうです。
尚、日経平均の毎日の空売り比率の状況は、下記のサイトで確認可能です。
空売り比率 日経平均比較チャート
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