移動平均線の5日と、20日がゴールデンクロス後の株価の上昇は2日から4日で終わる?:マーケットアナリスト荒野 浩さんの意見

2019年1月22日の東京マーケットワイドで、マーケットアナリストの荒野 浩さんが、下記の内容について話されていました。

株の教科書では、ミニゴールデンクロス(5日移動平均線と、20日移動平均線が交差して、5日移動平均線が上昇)した時は、基調転換の象徴(上昇相場への転換)と言われていますが、下記の内容を見ると、2018年の日経平均株価は、9回中7回は、ミニゴールデンクロス後即株価は高値を付けて、その後は、株価下落になっていたそうです。

2月28日と、3月15日にミニゴールデンクロスした時は、ミニゴールデンクロス前に、株価はその時の高値となっていて、それ以外のケースでは、4月5日の30日と、9月14日の11日を除くと、株価の上昇は、数日で終わってしまっています。

今回は、1月18日の金曜日に、5日移動平均線と、20日移動平均線はミニゴールデンクロスしていますが、金曜日が3日目なので、株価が5日移動平均線を維持できずに、通常のミニゴールデンクロスとなる場合には、高値は、1月21日に付けた終値の20,719円で終わる事となるそうです。

但し、1ヶ月前の2018年12月17日から12月25日までの6日間で、日経平均株価は、2,219円も値下がりしていたので、20日の騰落レシオで見ると、これから6日間で、このデータが入れ替わるので、普通に考えると、騰落レシオをかなり上がる事となり、株価も上昇する可能性もあるそうです。

つまり、ミニゴールデンクロスした後も株価の上昇が続く為には、その時の市場環境が大事との事です。

■5日移動平均線と、20日移動平均線のミニゴールデンクロス期間
●2018年2月28日から3月2日までの3日で、この時の高値はミニゴールデンクロス前
●2018年3月15日から3月19日までの3日で、この時の高値はミニゴールデンクロス前
●2018年4月5日から5月25日までの34日で、この時の高値はミニゴールデンクロスから30日目
●2018年6月8日から6月21日までの10日で、この時の高値はミニゴールデンクロスから4日目
●2018年7月17日から8月8日までの17日で、この時の高値はミニゴールデンクロスから2日目
●2018年8月27日から9月7日までの10日で、この時の高値はミニゴールデンクロスから4日目
●2018年9月14日から10月10日までの16日で、この時の高値はミニゴールデンクロスから11日目
●2018年11月8日から11月15日までの6日で、この時の高値はミニゴールデンクロスから1日目
●2018年11月19日から12月7日までの7日で、この時の高値はミニゴールデンクロスから3日目

●2019年1月18日からミニゴールデンクロスが続いています。

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