2018年3月13日の相場師朗の株塾で、相場師朗さんが、下記の内容について話されていました。
移動平均線のどの位置にあるかにより、株価の上昇下落の滞空時間がかわってくるそうです。
●A局面(下落局面)の売買
A局面(下落局面)が長い場合には、一番上に300日移動平均線があり、その下に、100日移動平均線、60日移動平均線、20日移動平均線の順になっている事が多いそうで、この様な局面では、株価が下落する力が強い局面だそうです。
もし、A局面(下落局面)でも、300日移動平均線が株価よりも、下にある場合には、上昇局面の中での、下落局面と言う位置づけとなるそうです。
株価が陰線が続いて、その後、陽線が1日出ても、その後すぐに陰線が出たら、株価の上昇する力が弱い事が確認できるので、その後は、下にある節目(日経平均株価であれば、20,000円などの切りの良い数字)と、ロウソク足の本数などを考えて、売買する必要があります。
空売りを持っていて、だいぶ下げたので、上がってしまう事が怖い場合でも、前の安値を割っていれば、更に下がる可能性が高いそうです。
逆パンパカパン(大幅な下落局面:全ての移動平均線が下落局面で、ロウソク足が一番下にあり、移動平均線の順番が、上から300日移動平均線、100日移動平均線、60日移動平均線、20日移動平均線、5日移動平均線になった場合)は、例え、ロウソク足が、5日移動平均線超えても、20日移動平均線に当たる位には、再度下落相場になる可能性が高いそうです。
下落途中で、空売りを入れて、上がってしまうのが怖い場合は、下げ局面を眺めていて、軽く上げて、弱ったところ(再度下げたところ)で、空売りを入れると良いとの事で、その方が、心理的にも、売りを入れやすい様です。
●C局面(上昇局面)の売買
C局面(上昇局面)でも、逆パンパカパン(大幅な下落局面:全ての移動平均線が下落局面で、ロウソク足が一番下にあり、移動平均線の順番が、上から300日移動平均線、100日移動平均線、60日移動平均線、20日移動平均線、5日移動平均線になった場合)で、復活したC局面(上昇局面)の場合は、初心者は、あまり売買をしない方が良いそうです。
もし、買いを入れる場合は、ロウソク足が、前の安値を切っていない場合には、買いを入れても良いそうですが、全体の移動平均線が下落局面の場合は、一回上昇したら、その後すぐに下落してしまう事も多いそうです。
その為、ロウソク足が、どの移動平均線の間にあるC局面(上昇局面)なのかを判断して、その状況により、上昇する期間も違ってくるそうです。
長期の下落の後、300日移動平均線以外は、パンパカパン(大幅な上昇局面:全ての移動平均線が上昇局面)なってきた場合は、軽く下げた後で、戻りが早ければ、買いを入れるべきだそうです。
株価が上昇してきて、陰線が2本位出て、すぐに陽線が出て、5日移動平均線を超えた場合には、買いを入れると良いタイミングの様です。
●B局面(横ばい局面)の売買
逆パンパカパン(大幅な下落局面:全ての移動平均線が下落局面で、ロウソク足が一番下にあり、移動平均線の順番が、上から300日移動平均線、100日移動平均線、60日移動平均線、20日移動平均線、5日移動平均線になった場合)でのB局面(横ばい局面)では、株価の上がる力が弱い可能性があるので、売買を行わない方が良いそうです。
もし、半分の法則(5日移動平均線をロウソク足が、陽線で半分以上、上げたら買いを入れる)で買いを入れた場合は、陰線が出たら、終わりにした方が良い様です。
そして、逆パンパカパンの中のB局面(横ばい局面)後の下落局面では、売りを入れても良い様です。